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北海道の高等支援学校で「遠隔職場実習」、OKIワークウェルが実施

週刊BCN+ / 2021年10月14日 11時0分

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 OKIグループの特例子会社であるOKIワークウェル(OWW)は、北海道札幌あいの里高等支援学校で北海道教育庁学校教育局特別支援教育課が推進する「特別支援学校ICT就労促進事業」の一環として「遠隔職場実習」を実施した。OWWは、実習のプログラムを提供するとともに講師を務め、同校高等部の生徒15人に、データ処理やデザイン、在宅勤務で重要となるコミュニケーション方法などを伝えた。

 OWWが提供する職場実習は、生徒が企業に出向くことなく、学校にいながら遠隔にいる講師とコミュニケーションをとり、テレワークで働く体験ができる点が特徴となっている。今回は、東京都と北海道で在宅勤務をするOWWの社員2人が講師を務め、講師の自宅と同校をネットワークで結んで授業を行った。

 自らも重度障がいがあり、在宅勤務をする講師が、自身の在宅就労から体験したことを交えながら業務に必要なコミュニケーション能力について伝えたあと、請求書を作成するデータ処理実習と学校のシンボルマークを作成するデザイン実習を行った。

 将来の進路を考える契機として参加し、テレワークを初めて体験した生徒たちからは「表計算ソフトの文字入力時に、音声のみでコミュニケーションを取ることが大変だと実感した」「慣れないパソコン作業だったが、図形を使って学校のシンボルマークを作ることは楽しかった」などの気付きが寄せられた。

 OWWでは、全国22都道府県で57人の通勤困難な重度障がい者が在宅で勤務をしている。その経験から、障がい者の在宅雇用を学校教育に生かす取り組みなど、全国各地の特別支援学校で、働き方の体験を伝える遠隔職場実習を04年から行い、これまでの参加者は延べ240人を超えている。

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