アイティフォー、アプラスが入金約束受付サービス「NYUS」を正式運用
週刊BCN+ / 2024年3月22日 16時9分
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アイティフォーは3月21日、アプラスが入金約束受付サービス「NYUS(ニュース)」の運用を正式に開始したと発表した。ウェブ上での入金約束によってオペレーターの受電対応の負担を低減し、顧客の利便性も向上する。さらに今回、コンビニエンスストアでの入金が可能となるオプション機能を初めて実装。これにより、アプラスは紙の請求書を削減してサステナビリティ推進にも貢献する。 アプラスでは、アイティフォーの債権管理システム「TCS」導入をきっかけに、支払いの遅れている顧客に対しSMS(ショートメッセージサービス)を送り、返電を求める運用を開始した。これにより返電数の増加という効果が表れた一方、受電対応への負荷が増大したことで業務負担の低減が課題となっていた。また、アプラスはサステナビリティを推進するためペーパーレス化にも積極的に取り組んでおり、回収業務でも紙を削減する手段を検討していた。
今回、NYUSの正式運用を開始したことで、支払いの遅れている顧客に対してアプラスが送信するSMSに、NYUSが提供するウェブサイトに遷移するためのURLが記載される。顧客は遷移先のページで本人確認をし、入金案内画面で支払予定日と入金方法を登録する。入金方法は「口座振込」か「コンビニ入金」が選択でき、後者を選択すると決済用のバーコードが発行される。複数の債権について入金約束・支払いをする場合は、個々の債権に対してバーコードが発行される。
さらに、貸金業法対応の機能として、入金案内画面に貸金明細を表示する。これは、請求額表示時に貸金業法21条2項の事項を表示しなければならないという法的要件を満たすものとなる。
NYUSの導入により、入金約束をウェブ上で完結できることから、オペレーターは受電対応以外の業務に取り組む時間を確保することができる。NYUSから登録された支払予定日はTCSに自動入力されるなど、オペレーターの作業負担が低減し、人員数を抑えることも可能になる。顧客にとっては電話でオペレーターと話す必要がなくなるほか、コールセンターの受付時間に縛られずいつでも入金約束ができるといったメリットがある。こうしたサービスの向上によって、回収率の向上が見込める。さらに、コンビニエンスストアで入金する顧客には請求書を郵送する必要がないため、紙の使用量が抑えられ、サステナビリティ推進にも寄与する。
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