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CData、B2B連携ツールの新バージョン「CData Arc V24.3」をリリース

週刊BCN+ / 2024年12月26日 15時21分

CData、B2B連携ツールの新バージョン「CData Arc V24.3」をリリース

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 CData Software Japan(CData)は、B2B連携ツール「CData Arc V24.3」をリリースした。今回のアップデートでは、データ連携フローの構築・実行・運用の各プロセスを効率化する機能改善を施した。代表的なアップデートとしては、kintoneコネクタでの任意Keyによる一括更新への対応、XML Mapコネクタの機能強化と製品全般のUI/UXの改善、EDI(EDI取引パートナー管理コンソール)機能の搭載、Dropboxコネクタでのチームフォルダへの接続対応を行った。 これまで、CData Arcからkintone上で複数のレコードを一括更新する際には、レコードIDを指定して更新を行う必要があった。しかし、基幹システムとkintoneを連携する場合のように、レコードID以外を指定した一括更新が可能なほうが設計・運用上好ましいケースもあった。

 今回のアップデートにより、レコードIDではない任意のフィールドをKeyとした一括更新が可能となった。これによって、基幹システムのようなkintone以外のシステムで生成したIDやメールアドレスをKeyとした大規模データの更新が行えるようになり、kintoneと別システムを絡めた運用をよりシームレスに行うことができる。

 こうした運用の相談は増加しており、その背景の一つとして、基幹システムの導入・運用でカスタマイズを避けて基本機能を活用する「Fit to Standard」が注目されはじめていることが挙げられる。Fit to Standardに基づいた運用では、基幹システム側の標準機能でカバーしきれない業務をローコード/ノーコードツールで対応し、基幹システムとのデータ連携を行って統合的な運用を行うケースがある。今回のアップデートは、そうした利用ケースにも貢献する機能強化となっている。

 また、今回のアップデートでは、ユーザーがより直感的でシンプルにCData Arcを利用できるよう、UIの全面的な変更を行った。とくに、CData Arcのなかで基幹的なコネクタであるXML Mapコネクタでは、機能・UIの面で大胆な改善を行っている。

 UI上の各要素の配置やクリック時の反応性といった操作性に関わる改善はもとより、接続ソース側での編集や検索、パンくずリストなどを追加した。マッピングコンポーネントのスキーマの把握性向上やマッピング作業自体の容易性をUI改善で後押ししたことで、あらゆるユーザーが自身の求める自動化をより実現しやすいツールとなっている。

 さらに、EDI連携機能のユーザビリティを向上させるため、CData ArcのトップメニューにEDIメニューを追加し、取引パートナー単位でのワークフローの集中管理を可能とした。これにより、パートナーごとのファイルの送受信数やワークフローの稼働状況を容易に確認することができ、CData Arc内での視認性とアクセス性を大幅に改善した。

 このほか、Dropboxコネクタを使ったファイルの送受信で、チームフォルダへの接続が可能となるアップデートを行った。Dropboxのチームフォルダは、組織内での共有時に細かな権限設定が可能で、契約書の管理や重要顧客情報の管理といった場面などで使用される機能。そのチームフォルダへのファイル送受信が可能となり、より多くの業務範囲でCData Arcを利用できるようになった。引き続き、MFT(Managed File Transfer)コネクタに対してもアップデートを続けていく予定。

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