1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

読書感想文・作文は気が重い!? そんな小学生ママが知っておきたい3つのこと

Woman.excite / 2015年8月5日 5時15分

写真

小学生の長期休みの宿題のうち、苦手なもの第1位に上がることが多いのが「読書感想文」。これは大人になってもあまりいい思い出となっていないようです。


© Andrey Popov - Fotolia.com


総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが実施した調査結果によると、子どもの頃を振り返って「嫌いだった宿題・いまするとしても嫌いな宿題」の、1位になっています。

ですが、読書感想文は、大人になってからも求められる、自分の考えや意見を分かりやすく伝える力=説明力を養うのにぴったりなのです。

そこで今回は、読書感想文や作文についてのよくある勘違いと、ママが気をつけたいポイントをご紹介します。

1.読書感想文と報告書は違う
「読書感想文を書きましょう」となった時、お子さんはどのように書いていますか? 「いつ、どこで、だれとだれが、どんな風に、なにをした」そんな風に書いていませんか?

「いつ、どこで、だれとだれが、どんな風に、なにをした」これはいわゆる「5W1H」です。状況や事実の報告をするのにはうってつけの書き方ですが、感想や意見を書く作文や読書感想文には向いていません。

5W1Hでつらつらと書くと、文字数もそれなりにかかるため、一見、感想文がうまくまとまったように感じます。ですが、文字数は稼げても、肝心の感想を掘り下げたり広げたりするには適さない書き方のため、よく読んでみると「楽しかったです」「すごいと思いました」といった、単調な感想しか書かれていないことが多くなります。

2.感想文に起承転結はいらない
小さな頃に読んでもらった絵本や国語の教科書に載っている物語、それらはいわゆる起承転結で書かれています。読み手にとって、興味を引かれるストーリー構成ですよね。そういう物語を書くのなら起承転結の書き方はぴったりです。

でも、自分の意見や感想を伝えるにはどうでしょうか? 作文が得意な子なら、すらすら書けるかもしれませんが、苦手な子にとっては物語のように書かなきゃ…というプレッシャーで、ますます書けなくなってしまうのです。

読書感想文や作文は、その子がどう感じたのか、どんな意見を持っているのかを伝える場ですから、起承転結で書く必要はないのです。


3.子どもの書いたものを否定しない
最後に、子どもの宿題を見る立場にある、ママに気をつけてもらいたいポイントがあります。

それは「子どもの書いた文章を否定しない」こと。読書感想文や作文は、自分の意見や考えを人に伝えるための、練習の場でもあります。「ママ、書けたよ!」と持ってきた作文を読んで、「ここはこうじゃない?」とか「これはちょっと変だよ」などと、口に出したり、否定したりしていませんか?

練習の場でダメ出しばかりされると自信もなくなるし、表現するのが怖くなり、次に向かう気力も低くなってしまうものです。

子どもが書いてきた文章は、その子のオリジナルです。それをしっかり読んで受け止めたうえで、分かりにくいところは質問で返してあげましょう。「もう少し詳しく教えて」「ママはこんな風に思ったけど、○○ちゃんとは違うかな?」など、子どもの意見を「教えてもらう」ようにします。否定・修正はせず、質問することで内容を深めるようにサポートしてみましょう。

グローバル化と言われて久しい世の中。日本の中でだって価値観が多様化しています。これまでの「察する」文化だけではなく、子どもたちが自分の意見や考えをしっかり伝えられる力も必要です。夏休みの宿題だけでなく、日々の作文を通して、ぜひ練習してみてはいかがでしょうか?
(池田絵里)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください