「スマホ、やめました」デジタルデトックスの成功者がしたシンプルなこと
Woman.excite / 2015年9月21日 18時0分
「私、スマホを使いません」上手なデジタルデトックスのエピソード2つ
とてもアクティブで、人脈も豊かな知人女性がいます。
10年前にセールで買ったという古い携帯電話を使っていて、たまに会うときは周りから「いったいいつ、スマホに買い替えるつもりなんだよ」とネタにされるほどです。
(c) cunaplus - Fotolia.com
「ネットは家のパソコンでしかやらないし、ゲームやSNSもそれほど興味がないのよね。友だちとしゃべりたいなら、会いにいけばいい」という彼女。
ああなるほどな〜、彼女の人脈の広さはこういうところにあるのかもしれない…と思ったのを覚えています。
デジタルツールがますます便利になっていく現代ですが、ここイタリアでは日本ほど「スマホ・パソコン中毒」な人を見ないように思います。
「仕事のときパソコンに向かっているのも好きじゃないのに、プライベートでも画面にくぎづけは嫌」と考える人が少なくないからかもしれません。
とは言え、いったんハマるとなかなか抜け出せないのはこちらでも一緒。ここでは、スマホデトックスを実現した人のエピソードをご紹介します。
1.スマホを海に落とす
整体師としてリラクゼーションのお店を経営する知人女性は、4年前まで誰もが認めるスマホ中毒でした。
新しい機種が出るとすぐ買い替え、最新のアプリを入れるのに余念がなかった彼女。バカンスの時期になり、彼と行ったビーチで悲劇はおきました。
ビニールボートで海に出たとき、彼女はスマホを落としてしまったのです。
最初こそ彼女をなぐさめていた彼でしたが、小一時間たって彼女が「新しいスマホを買いに行く!」と言い出したときには猛烈に怒りだしたそうです。
「一緒にいても君はスマホばっかりだ。まともに話もできない彼女なんていらない」と言い、その場で彼は帰宅。
「結局、彼は戻ってこなかった。スマホに振り回されてるのに気がついたのはそのときよ」と語る彼女は、あらためて「スマホが必要なとき・不要なとき」を考えてみたそうです。
「考え直したら、メールと電話以外はパソコンでもできる。ネットし放題のスマホ契約も安くなかったし、時間とお金のムダだった」と、普通の携帯電話に買いかえ、メール&電話のみの料金プランに変更。
さらに3か月ほどたったとき「不思議と体が軽い」ことに気づきました。それまで眠りが浅く、起きてからも疲れが残っているような感覚があったのですが「それがまるでなくなった」と言います。
ここからヒントを得て、お店でデジタルデトックスのためのリラクゼーション講座を始め、これが大当たり。今は2か月先まで予約が埋まっているそう。
「あのときスマホを失くさなかったら、こんな風にうまくいかなかったかもしれない。彼を失ったのは悲しいけど、新しい仕事のチャンスを代わりにもらったように思うわ」と語る彼女でした。
2.メールと電話機能以外は非表示に
不動産業を営む知人男性はスマホを持っているそうですが、画面上はとてもシンプル。電話とメールの機能以外は全部非表示にしており「この2つ以外使わないから、待ち受けに置くだけムダ」という答えが。
しかしそんな彼もスマホを初めて買った1年目は、あまりの便利さに有頂天だったそう。徹夜でいじり、次の日の仕事に支障がでたほどだといいます。
ところがあるオフの日、ふと思いついた彼はわざとスマホを家に置いて、古い携帯だけを持って外出しました。
「スマホにかじりついていたときはわからなかったけど、20センチ下じゃない周りの景色は新しく見えた」と話していました。
そこでスマホの中毒性になんとなく気づいた彼。
電話とメールの機能以外はしまっておき、なるべく使わない
ネットを使う必要が出てきたら、仕事場のパソコンか家のパソコンで済ませる
一日最低2時間は、スマホを自分の体から遠ざける
上記の3つを実行することにしたそうです。
空いた時間で1時間半ほど、海沿いを散歩することを習慣にしたところ、知人や友人とばったり会うことが多くなりました。
「それをきっかけにして新しい物件を紹介してもらったり、ビジネスにつながっていったよ。友人の輪も広くなった」と語る彼。
さらに、散歩の習慣がダイエットにつながり、半年後には6キロの減量に成功。
従業員の女性から「社長のダイエットのコツを教えてください!」と聞かれると「仕事が終わったらスマホを家に置いて、散歩して、友だちに会いなさい」と答えているとか。
スマホもパソコンも、仕事やプライベートで使わない日はないこのご時世です。しかし、便利さと引きかえにいろいろなものを失っている場合も。
友だちとSNSやメールでしか話していなかったり、仕事から戻ってもパソコンかスマホしか見ていないことに気がついたら、その時がチャンス。
少しの間でもいいので「体を動かす」「人に会う」「本を読む」時間を過ごしてみましょう。
思わぬ発見や、チャンスにつながるかもしれませんよ!
(金丸 標)
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