長女気質は要注意!? 「不倫」をすすめない、本当の理由
Woman.excite / 2015年11月6日 22時0分
窓辺に立つ女性
「じつは、いまお付きあいしている彼氏、妻子もちなの…」。友人から、そう打ち明けられたことはありませんか? 筆者も周りの女性からカミングアウトを受けたことが何度かあります。
© LoloStock - Fotolia.com
既婚者が増えてくるアラサー世代。自分とは無縁だと思っていても、これから好きになった人が既婚者だった、という可能性もゼロではありません。
考え方は人それぞれ。「不倫は絶対よくないこと」とばっさり言いきれるわけでもありません。
しかし、既婚者を好きになってしまって揺れている、あるいは「よくない」と思いながら不倫をつづけている人もいることでしょう。そういう人は、別の視点を持ってみると、新たな考えかたができるかもしれません。
■長女気質は要注意? 不倫にハマりやすい女性の特徴
カラーコンサルタントとしてさまざまな人間模様を見てきた「ソーシャルカラーズ」代表、岩崎圓(いわさき・まどか)さん。
岩崎さんのもとを訪れた女性のなかには、不倫で悩んでいる女性もめずらしくないそう。彼女たちの話を聞いているうちに、不倫にハマりやすい女性にはいくつかの共通点があることに気づいたといいます。
そのひとつが、「長女気質」。面倒見がよくてしっかりものの女性は、周囲に甘えられないぶん、パートナーには「父親」のような役割を求めてしまう傾向にあるそう。
その結果、年上の既婚者を好きになるケースも多いのだとか。背景には、子どものころ、親に思いっきり甘えられなかった経験も影響していそうです。
そして、他人のわがままを受け入れられ、自分のことは自分で何とかするという性質も、男性からすると不倫相手には好条件。思いあたるふしがあれば、ちょっと心にとどめておくといいかもしれません。
■倫理観だけではない。不倫をすすめない本当の理由
一般論として「不倫はよくない」といいますが、倫理観はひとそれぞれ。「現実的に考えてみると、不倫をすすめない理由が見えてきます」と岩崎さん。
もっともリアルに考えるべきは、相手の妻にばれたときの慰謝料です。ほとんどの男性は、家庭はこわしたくないし、妻に慰謝料だって払いたくないはず。だから、不倫相手との新たな人生を考えることは、ごくまれです。
そして、もしばれたときには不倫相手の女性にも、妻への慰謝料が発生します。そう考えると、よほどの覚悟がないかぎり、不倫はすすめられません。
また、不倫は「連鎖しやすい」面もあるそう。お互いに責任が生じないお付きあいは、裏をかえせば楽ちんでもあります。
一度その心地よさを知ってしまうと、また次も不倫、その次も…と繰りかえしてしまうことにもなりかねません。“負のスパイラル”にはまってしまっている女性を多く見てきたと、岩崎さん。そのまま40代、50代と年齢を重ねていく姿、イメージできますか?
そしてもうひとつ、自分が結婚したときに、「夫が不倫をするのではないか」という思いにとらわれやすくなるそうです。つねにパートナーを疑いながらの生活に、心がつかれてしまうのは想像に難くありません。
■「やめたいけれどやめられない…」から抜けだすヒント
不倫をしている女性の多くは、おそらく、このままではいけないとわかっていたり、迷ったりしながらも関係をつづけているのではないでしょうか。
一歩踏みだすにはどうしたらいい? そんな問いに、岩崎さんは「相手の男性の目線で考えてみるといいかもしれません」とアドバイスをくださいました。
たとえば、「彼はなぜ、家族がありながら私と付きあっているの?」、「彼がもし独身でも、私を選んだ?」と、逆の立場から「なぜ?」を繰りかえしてみると、これまでとはちがった考え方ができそうです。
そして、自分と彼との未来を具体的にイメージしてみることも大切です。「相手の妻にばれたとき」、「数年後、10年後、20年後の自分」のことも含め、リアルに想像するのだそうです。不倫をしている女性は一様に、はじまりは楽しそうでも終わり方はかなりキツいように見えます、と岩崎さん。
先ほどから倫理観は人それぞれ、と繰りかえしてはいますが、それでも、誰かが不幸になっているかもしれない、うしろめたさを含んだ「幸せ」が本当に幸せかどうかは疑問に思うところ。一度、自分の思いをじっくりと深ぼりしてみるのもいいかもしれません。
「正しく、美しいマインドで生きるというのは理想論のように思えますが、じつはすごく理にかなっていると私は思うのです」と結んでくださった岩崎さんの言葉が、筆者の心に響きました。
(コミヤ カホル)
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