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<コラム>「東方神起」と「EXO」、新曲選定の方法は?

Wow!Korea / 2014年2月12日 15時55分

「東方神起」ユンホ

トップ・アーティスト「東方神起」の所属会社。K-POPアイドル業界の先駆者。そして、韓国3大芸能プロダクションの1つ。分かる方も多いだろうが、「SMエンタテインメント」の話だ。

その会長のイ・スマン(スーマン・リー)氏は、韓国の東大と言われているソウル大学出身の秀才であり、ロック・バンドのボーカルやバラエティーの司会など、自らもかつては多才な芸能人であった。

そんな彼が日本の「ジャニーズ事務所」や「エイベックス」などの影響を受けて、1995年に設立したのがこの会社、「SMエンタテインメント」だ。

設立当時から類まれな企画力で、ヒョン・ジニョン、「H.O.T」、「神話(Shinhwa)」、BoA、「東方神起」、「少女時代」、「SHINee」、「SUPER JUNIOR」、「 f ( x )」、「EXO」など、数々の人気アイドルを生み出してきた。それと同時に、韓流ビジネスの中心企業として、これまで培ってきたノウハウを学会やフォーラムといった形で公開している。

先日、韓国で開催された「韓流学会フォーラム」。そこで発表された同社のノウハウとアイドル戦略を覗いてみよう。

■「A&R」とは?

「A&R」は、「Artist & Repertoire」の略です。レパートリーというのは「曲」を意味します。主な業務は、各アーティストにふさわしい曲を見つけてきて、マッチング(合わせ配置)させることです。世界中にアンテナを張って、才能のある作曲家を探し、デモ音源を集めます。そして集まった楽曲にふさわしいアーティストを選別し、楽曲を商品として企画・制作していく事がA&Rの役割です。

■新曲選定の方法は?

1週間に100前後の新曲が入ってきます。「A&R」部署でそれぞれのデモ曲に点数をつけて評価作業を行います。ここで決まった評価を参考にしながら最終的にはイ・スマン会長がリリース楽曲を決めます。会長自身がアーティスト出身でもあるので、選曲だけでなく、曲内の細かいディレクションまで指示してくれることもあります。

例えば、「少女時代」の「Twinkle」の場合、ギターのリフ(繰り返されるメロディーまたはコード進行)を決めるだけでも、ディレクターと会長の間で1か月ほどの意見交換がなされました。アーティストの息使いや短い歌詞フレーズまで愛情を持ってチェックしてくれるので、そこが「SMカラー」を保つ原動力になっています。

■海外作曲家の新曲が多いが、これは意図的?

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