<コラム>「BIGBANG」の作曲家は「中卒の前科者」だった
Wow!Korea / 2014年2月25日 15時39分
日本で「障害の偽り」の作曲家が話題になっているが、韓国では「中卒の前科者」の作曲家が話題になっている。その主人公は、「BIGBANG」のヒット曲「Baby Baby」(原題:「最後のあいさつ」)などをプロデュースしてきた「勇敢な兄弟」だ。
近年のK-POP界で活躍する作曲家の中には、「勇敢な兄弟」以外にも、「新沙洞(シンサドン)ホレンイ」、「Duble Kick」、「Don Spike」など、ユニークな名前が多い。本来、作曲家といえば何か上品なイメージがあり、ほとんどの有名作曲家たちは本名を使用していた。
しかし、21世紀初頭「K-POP」という言葉が登場し、韓国の歌謡界にも欧米化が急速に進むと、アーティスト名や曲名、歌詞などはもちろんのこと、作曲家の名前においても横文字化やユニークなネーミングがトレンドになった。かつてのJ-POP界で起きた現象が韓国でも同じように再現されている。
そして、90年代半ばから後半にかけて日本の音楽業界を席巻した「小室哲哉」に匹敵するくらいの活躍ぶりを見せているのが「勇敢な兄弟」(Brave Brothers、本名:カン・ドンチョル)だ。初期は兄のカン・フクチョルと共同作業だったので、「兄弟」がついたが、今は一人で作業をしていながらも、芸名として「兄弟」を維持している。
2004年から2008年にかけては「BIGBANG」などが所属する「YGエンターテインメント」の専属作曲家兼プロデューサーとして活動した彼は、その後「ブレイブ・エンターテイメント」という芸能事務所を設立して独立する。
主にアイドルグループ向けの楽曲を制作しており、「BIGBANG」、「SISTAR」、「TEENTOP」、「4Minute」、「AFTERSCHOOL」、「ZE:A」、「Brown Eyed Girls」、「U-KISS」など、人気アーティストたちのヒット曲を数多く手がけている。
特に、2010年のK-POPブーム以降は、彼からの曲提供を渇望するアイドルたちが年中列を作るほどの存在感を発揮している。
音楽性の面では、ミュージシャン系ではなく、ヒップホップをベースにエレクトロニクスサウンドを取り入れた打ち込み(DTM)制作を得意としている。
一方、「『勇敢な兄弟』は楽曲を大量生産していて、どれも似たような感じ。」という批判もある。しかし、これは有名作曲家となれば避けては通れない道だ。今年に入っても彼の勢いは止まらず、韓国のK-POPチャートを連日のように賑わせている。
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