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<コラム>キム・ヨナ VS 韓国代表パパラッチ

Wow!Korea / 2014年3月29日 21時9分

日本では80年代半ばから「週刊文春」や「週刊フライデー」のような有名人の「ゴシップネタ暴露」をウリにするメディアが暗躍しており、もはや上記のようなトラブルは日常茶飯事のことだ。

中には、そのあまりにも身勝手な報道に「週刊誌は相手にしない」と公言する有名人もいる。

俗に「アイコラ」(アイドル・コラージュ)と言われるような芸能人の合成画像も日本のネット上には普通に出回っている。

もはや、プライバシーや肖像権の侵害に免疫ができてしまったのか、これらの記事や画像に気づいても何の措置もとらない有名人も多い。

一方、お隣の韓国では植民地時代と独立直後の理念の混乱、北朝鮮との戦争、そして30年間に及ぶ軍事政権の独裁があり、1988年のソウル・オリンピック直後までは完全なる民主化が遅れていたため、「表現の自由」は厳しく制限されていた。

政府への批判はもちろんのこと、プライベートで大統領の悪口を言っただけで取り調べを受けるような時代もあった。

当然、上述のような、有名人のプライバシーを深く掘り下げるようなメディアや「パパラッチ」と言われる職業は存在しなかった。その分、時折メディアから発せられる誹謗中傷系のコメントや書き込みなどには敏感な有名人が多い。

そして、書籍類の活字がデジタルコンテンツに移り変わっているここ数年、ついに韓国でも「パパラッチ系」を名乗るメディアが多数誕生している。その中でも現在頭ひとつ抜けた存在感を示しているのが「Dispatch」なのだ。

しかし、今回のスクープでは相手を間違えてしまったのか、既定事実に基づいた記事だったにもかかわらず、キム・ヨナの所属事務所「All That Sports」からは訴えられることになった。

先月ロシアで開かれたソチ冬季オリンピックでは銀メダルを獲得し、前大会のバンクーバーでは金メダルに輝いた「女王」は黙ってはいなかったのだ。キム・ヨナ側は、「Dispatch」の報道内容や、交際事実に関するその他の悪意あるコメントや動画・画像に対して強固な法的対応をとると発表している。所属事務所は、「2人のデート時の写真がWEB上で公開された後、キム・ヨナの恋愛に関する合成動画や画像が配布されたり、事実無根の推測性報道が各種メディアから発せられたりしている。2人の名誉を毀損したり、プライバシー侵害にあたる画像や記事が今でも掲載されている状況だ。」とし、法的対応に至った経緯を明らかにした。

続いて、「虚偽記事や悪質な書き込み・コメントは所属有名人の保護の観点からも迅速に法的対応していく。有名人という理由だけでプライベートな情報を、本人の許可無く一般に公開することは、明らかな違法行為である。」と付け加えた。

はたして、韓国パパラッチは、今後も特ネタやマル秘情報で芸能ファンたちを楽しませることはできるのだろうか。

韓国代表キム・ヨナと韓国代表パパラッチとの攻防戦から目が離せない。

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