【個別インタビュー】ミュージカル界の皇太子イム・テギョン「ミュージカルはハマったら出られない沼!? 」
Wow!Korea / 2014年4月3日 9時56分
「モンテクリスト伯」に出てくる曲の中で、一番気に入った曲だったので。例えば、街を歩いていて、一目惚れすることがあるじゃないですか。性格や声も分からないのに、初めて見た瞬間に好きになるという。この曲がそうだったんです。聴いた瞬間に、いいなと。それに、以前から僕を好きで、長い間待ってくれていた日本のファンの皆さんに対する僕の気持ちが、「All This Time」という曲名ともマッチしていたので、この曲をタイトル曲にしました。
-アルバムの収録曲の中で、一番思い入れの強い曲を挙げるとしたら?
難しいですね。すべて思い入れがあって好きなので。ドラマチックで壮大な曲はそのまま雰囲気を出したし、語りかけるような、囁いているような曲は、そういう感じを生かしたので、すべての曲に愛情を持っています。6曲しか収録されていませんが、それぞれカラーが違うので、七色の虹のような構成になっていると思います。
-ミュージカルの劇中で歌うのと、レコーディングスタジオで歌うのとでは、感じが違うと思いますが。
ミュージカルの舞台では、1回限りで終わってしまうので、思い切り感情を込めても大丈夫なんです。むしろ、そのほうがインパクトがあります。でも、レコーディングのとき、舞台と同じように感情を入れてしまうと、繰り返し聴くことができなくなります。何度か聴くと飽きてしまうんですよね。なので、過剰に感情を入れないように、淡々とレコーディングするようにしました。
-韓国では昨年9月のソウルを皮切りに、現在もコンサートツアーを展開中ですね。
以前から、番組で2、3曲披露するだけでは物足りないから、コンサートをやってほしいというファンの方からのリクエストが多かったんです。でもコンサートは、簡単にできることではないので、今までツアーという考えはなかったんですが、「不朽の名曲」という番組を通じて、より多くの方に知られるようになったので、韓国各地を回りながら、公演をしてみようと思いました。ソウルを皮切りに、在米韓国人の多い米国・ロサンゼルス、サンフランシスコにも行き、4月19日にまたソウルに戻ってフィナーレを迎えます。長期間にわたる公演ですが、すごく幸せですね。多くの方が客席を埋めてくださったし、地域ごとに観客の反応が違うんですよ。情熱的に応援してくれる地域もあったし、静かに鑑賞する地域もあったし。長期間だったので、途中でレパートリー、プログラムも変えたりしました。でも、一番思い出に残っているのは、いろいろな都市を回っているのに、行く先々で同じ顔が見えるんですよ(笑)。たぶん、ファンの方は僕のおかげで、米国にも行けたし、韓国各地も回れたし、たぶん今回も日本まで付いてきた方がいらっしゃるんじゃないかな(笑)。なんだか、同伴者ができたような感じで、幸せです。
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