<Wコラム>お父さんのための日韓K-POP講座
Wow!Korea / 2014年4月23日 10時50分
K-POPファンなら、「韓国3大芸能プロダクション」または、「K-POP界3大事務所」という言葉を一度は聞いたことがあるだろう。そう、近年のK-POPブームを牽引してきた人気アイドルたちが所属する「SMエンタテインメント」、「YGエンターテインメント」、「JYPエンターテインメント」のことだ。
王座のSM社は、日本のエイベックス(avex)と組み、BoA(ボア)や「東方神起」(トウホウシンキ)を日本でブレイクさせ、その後も「少女時代」や「SHINee」(シャイニー)、「f(x)」(エフエックス)、「EXO」(エクソ)など、数々の人気アイドルグループを送り出している総合エンターテインメント企業だ。まさに韓国の「ジャニーズ」と言える存在。
一方、YG社も「キング・オブYouTube」こと、「サイ(PSY)」を筆頭に、「G-DRAGON」に代表されるスーパーアイドル「BIGBANG」(ビックバン)やガールズグループ「2NE1」(トゥエ二―ワン)など強力なラインナップで、ますます存在感を強めている。
そして、JYP社にも、日本で高い人気を誇る野獣系アイドル「2PM」(ツーピエム)がいる。
21世紀に入り、韓国の歌謡界や「K-POP市場」はこの 「ビッグ3」を中心に回ってきた。
しかし、2010年代以降は、このトライアングルの一角が崩れ始め、新興勢力の台頭が顕著になってきた。
かつては、「GOD」や「ピ(Rain)」、パク・チユンなどのアーティストをヒットさせ、社長自らも現役アーティストとして活躍してきたJYP社がここ数年、業績低迷にあえいでいるのだ。
デビュー当初はライバル「少女時代」を上回るほどの人気だったガールズグループ「Wonder Girls」(ワンダーガールズ)のアメリカ戦略が失敗し、妹分の「miss A」も、メンバーのスジのソロ活動以外はパッとしない状況が続いている。「2AM」といったバラード系グループも実力の面では高い評価を得ているが会社の収益にはそれほど貢献していない。
SM社とYG社が専門経営陣の下でアグレッシブな事業展開を続けている間に、JYP社は「アメリカ活動」という可能性の低い博打に出たことで大きく水を開けられる形となってしまった。
業績の面でも、もはやJYP社に「ビッグ3」というタイトルはふさわしくない状況。
例えば、韓国の音楽市場における2013年第3四半期の上記3社が占める売上高の割合は「28.91 %」。個々には、SM社が15.46 % (1129億8000万ウォン)、 YG社は12.33 % (900億8000万ウォン)、 そしてJYP社はたった1.12 %(81億7100万ウォン)にとどまった。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
G-DRAGON「復活の一年」を総括 K-POP史を塗り替えた歩み、カムバックとこの先の未来
Rolling Stone Japan / 2024年12月20日 17時0分
-
TWICE、「ビルボード200」で4位
KOREA WAVE / 2024年12月17日 10時55分
-
「TWICE」の「STRATEGY」、米「ビルボード200」で4位にランクイン…6作連続TOP10入り
Wow!Korea / 2024年12月17日 7時42分
-
「LE SSERAFIM」、米ビルボード年末決算「グローバル200アーティスト」46位..K-POPガールズグループ最高順位
Wow!Korea / 2024年12月14日 13時50分
-
「VCHA」KG、「虐待を受けグループ脱退・訴訟」…JYP「手続きにそって対応」
Wow!Korea / 2024年12月8日 15時35分
ランキング
-
1《元カレミュージシャンやじゃいの投稿へ違和感》中山美穂さん急逝で「追悼コメント」が波紋 SNS時代には「何を言うか」より「何を隠すか」が愛情
NEWSポストセブン / 2024年12月27日 11時15分
-
2『おむすび』が朝ドラ“史上最低視聴率”を更新しそうなワケ…どの世代にも支持されない理由
日刊SPA! / 2024年12月27日 8時51分
-
3中居正広“女性トラブル報道”で…ソフトバンクがテレビ局にCM差し替え通達情報 同社に見解を聞いた
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月27日 9時58分
-
4木村拓哉は“アンチ”もスルーし始めた? 主演映画『グランメゾン・パリ』せめて《興収10億円台》と弱気な声も
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月27日 9時26分
-
5「皮肉でパンチが効いている」星野源『紅白歌合戦』の歌唱曲を変更『ばらばら』の選曲に賞賛続々
週刊女性PRIME / 2024年12月27日 8時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください