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<Wコラム>お父さんのための日韓K-POP講座

Wow!Korea / 2014年4月23日 10時50分

では、CDセールス(フィジカル)とオンライン配信で分けて見てみよう。

韓国を代表するアルバム売り上げ集計チャートである「ガオンチャート」が発表した2013年の占有率ランキングトップ10にもJYP社の名前はない。

1位はSM社の38.9 %(259万3329枚)、2位は、「INFINITE」などが所属するウリムエンターテイメントの6.9 % ( 45万7656枚)、YG社は6.7 % ( 44万9686枚)で3位をマークしている。

なお、10位には「B.A.P」や「SECRET」が所属するTSエンターテイメントが2.6 %(17万5375枚)で名前を上げた。

オフライン市場(リアル店舗、フィジカル)の約10倍の規模に成長している韓国のオンライン(音楽配信)市場の占有率でも同じような状況が続いている。

YG社が5.6 %のシェアで1位、 SM社が3.9 %で7位を占めたが、 JYPの名前はここでもトップ10から消えている。

以上のようにK-POP業界では、JYP社の危機論がささやかれているが、同社内部でもこの状況は十分認識している様子だ。

同社のある幹部は、「昨年もJYPからはヒット作を出せなかった。当然今ではビック3と呼べる状態ではない。この現実を早く認めて、今年こそは昔の名声にふさわしく素晴らしい新曲を多数リリースしたい。」と現況を素直に語っている。

業界の権力再編が進む中、競争が激化する韓国の音楽業界で弱体化しつつあるJYP社だが、上場企業である以上、簡単に「ビック3」から退くわけにもいかないだろう。

早すぎるチャレンジで失敗はしたものの、アメリカで培ったJYP社ならではのノウハウを活かすことができれば、グローバル化が加速する今後のエンタメマーケットで何かしらの手がかりが見つかるかもしれない。

アイドルに限らず、常に幅広い音楽にチャレンジしてきた「JYP王国」の大反撃に期待してみたい。

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