<Wコラム>「EXO」KRIS訴訟、カマキリと卵、だんご3兄弟
Wow!Korea / 2014年5月18日 3時25分
先日、所属事務所の「SMエンタテインメント」を相手に専属契約の解除を求める裁判を起こしたことで話題をさらっているK-POP界の人気アイドルグループ「EXO」のKRIS(クリス)。中国系のカナダ人で、本名は「ウー・イー・ファン」である。
16日には「中国のツイッター」と言われるSNS「ウェイボ」で、直筆の手紙を掲載したことが注目を浴びている。
手紙には、 「『螳螂拒轍』、私は元気にしている。みんなの幸せと発展を願っている。私を支えてくれるすべての方とご意見に感謝している。『ウー・イー・ファン』はいつもここにいるよ。」と書いてあった。
問題発生直後には、「EXO」のSUHOやTAOから「非常に当惑している。訴訟を取り下げて謝罪せよ。」などの厳しいコメントが向けられていたが、これを無視するような形で今回の手書きコメントが公開された。
なお、「螳螂拒轍」とは、漢字文化圏である日中韓に共通する四字熟語で、「カマキリが車を阻む」という意味。つまり、自分の身の程も知らずに強敵に向かう無謀さを諭す言葉だ。
自分を弱者または被害者だと主張したいKRIS本人の気持ちが、この4文字に現れている。
そして、この直筆コメントには8万を超える現地ファンからの書き込みがあり、今回の訴訟問題は「『EXO』KRISの中国ファン」対「その他の『EXO』11名の日中韓ファン」の論争にまで発展しそうな兆しを見せている。
既に、「EXO」のほとんどのメンバーは「Twitter」(ツイッター)でKRISをアンフォローしているようだ。
また、一部の関係者たちからは、「韓中両国間の文化交流にも悪影響を及ぼす恐れがある」などと指摘されており、KRIS側が中国内の「韓流反対勢力」に便乗する可能性も否定できないとしている。
KRISの支持勢力は、「EXO-M」の中華圏における活動で獲得したファンがほとんど。実際にも中国のSNS経由で中国語でしかコメントを残していない上、韓国のファンを意識した内容はあまり見当たらない。
中国国内でも彼の突然の提訴行為に賛否両論が沸いているようだが、現在KRISは自身の支持勢力を結集させながら、世論を味方につけることに注力していると伝えられている。
日中韓には「螳螂拒轍」の他に、「卵で岩を割る」という、似たような格言もあるが、過去に卵で岩が割れてしまったことが何度も起きたことから、KRIS側も堂々と自身を見せているのかもしれない。
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