<Wコラム>「EXO」の中国「サセンペン」事件、日中韓アイドル追っかけの実例
Wow!Korea / 2014年6月29日 13時17分
大衆文化の先進国、日本。アイドル文化を先導してきた分、アイドルを熱狂的に追いかけるファンも多い。当然、とくに執拗でマナーの悪い一部ファンのことを指す言葉もある。「ヤラカシ」や「裏オリキ」だ。日本のアイドル文化をマネし、今や日本よりもアイドル大国になってしまった韓国には、「サセンペン」がいる。
「サセンペン」とは、日本語では「私生ファン」であり、「私生活を追っかけるファン」との意味だ。韓国では安いタクシー料金をフル活用した「私生タクシー」でK-POP系の男性アイドルの私生活を追っかける女性ファンが増えることにより、「サセンペン」という言葉が定着しつつある。
日本では、「ジャニーズ」系の男性アイドルを相手に熱狂ファンたちが暗躍しており、アイドルの携帯電話を奪って逃げるといった事件や郵便物を持ち去るなどの窃盗犯罪が主だった。しかし、先日の「AKB48」握手会事件や、女子高生タレントの殺人事件のように、この手の犯罪は、重大犯罪に発展する可能性もある。
そして先日は、中国でもショッキングなヤラカシ事件が起きた。
人気絶頂のK-POP男性アイドルグループ「EXO」の中国系メンバー、LUHAN(ルハン)が中国の宿泊先ホテルで現地の「サセンペン」たちに盗撮され、ネット上にその写真が流出してしまったのだ。
盗撮写真には、ホテルの部屋の中でスタイリストさんにメイクアップや髪型をセットしてもらっているルハンの姿が写っており、ファンや関係者たちを驚愕させた。
また、同じく中国系メンバーのTAO(タオ)も、ホテルの部屋で盗聴被害に遭った。
結局ルハンの場合は、「サセンペン」のこのようなヤラカシ行為に耐え切れず、中国のSNS「微博」(ウェイボー)にて「サセンペン」に応手。
「これ以上追っかけてくるな。厚かましすぎるよ。あなたが言ったことも覚えているけど、今回は言わないでおく」と怒りを露わにした。
他にも、記者会見場に取材陣を装って侵入し、トイレまで追っかけてくる「サセンペン」や、同じ飛行機に搭乗して隠し撮りをするファンもいるそうだ。ここまでくれば、もはや「ファン」とは呼び難いだろう。
スターの周りを影のようにまとわりつく一部ファンの病的な愛情は、まさに「ストーカー行為」そのものだ。
ストーカー行為が犯罪に発展した事件は、日本でも続いているが、韓国でも元祖アイドル、ソ・テジのソウルの自宅車庫に「サセンペン」が侵入し、車の中にまで勝手に乗り込んでいたことが発覚し、警察に身柄を拘束された事件も起きている。当然、立派な「住居侵入罪」にあたる事件だ。
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