<インタビュー>チ・ヒョヌ「トロットの恋人」を語る
Wow!Korea / 2014年8月31日 12時47分
ドラマ「トロットの恋人」で傍若無人だったチ・ヒョヌが、日常に戻ってきた。「チャン・ジュニョン」のような茶目っ気たっぷりな姿は見られないが、チェ・チュニに対する気持ちはそのまま残っているような真摯な姿だった。「トロットの恋人」は様々な面で彼の愛情が込められた作品だった。
チ・ヒョヌは「トロットの恋人」で、20代後半のスター作曲家で傍若無人なチャン・ジュニョンを演じた。多血質な性格に自己中心的なチャン・ジュニョンというキャラクターは、除隊後の復帰作として彼が見せた“変身”であった。
「監督や照明監督などスタッフの大部分がドラマ『セレブの誕生』の時と同じでした。慣れた環境だからこそ、ぎこちない演技ができたと思います。台本を見たが、重くなくて楽しい内容だったので、視聴者の皆さんに自然に溶け込めると思い、出演を決めました」
「トロットの恋人」は序盤で、際立ったキャラクターと興味をそそるストーリーで視聴者の心をとらえたが、中盤からは記憶喪失やシンデレラストーリーといったありきたりな展開となった。これについてチ・ヒョヌは淡々とした表情で語った。
「面白さもあったが、一方で残念なことでもありました。制作発表会の時にお話したように、明るい姿をたくさんお見せしたかったのですが、後半に進むほど暗い姿が多かった気がします。中盤から予想はしていましたが、俳優が台本についてあれこれ言える立場ではないので。俳優は俳優として最後まで演じきるものだと思っています」
劇中、彼のパートナーとなるトロット歌手を志望するチェ・チュニを、ガールズグループ「A Pink」のチョン・ウンジが演じた。悪縁での出会いから恋人になりイチャイチャする二人の姿は、とても自然だった。これはチ・ヒョヌの見えない努力の賜物だ。
「序盤では息を合わせるのがとても大変でした。僕には僕なりのスタイルがあるし、ウンジさんはウンジさんのスタイルがあったので、初めはそんなに親しくもないので余計に大変だった気がします。しかし回が進むにつれて、ウンジさんの演技に対して僕はどうリアクションをするかと考えるようになったんです。僕が合わせていって、状況によって変えていくのがいいんだと思いました。監督にどうしたらいいのか予め聞いておいて、ウンジさんに伝えたんです。後からとても楽に撮影に臨めました」
「トロットの恋人」は、チ・ヒョヌが除隊後に初めて出演する作品だ。そのため、どの作品よりも彼にとって特別な意味がある。プレッシャーも大きかったが、自分の仕事を早く探さなくちゃいけないという考えの方が大きかったという。軍に服務している間、焦りはなかったが、仕事をしたいという気持ちがたくさんあった。仕事をしばらく休みながら自分が好きなことは演技だと言うことを改めて悟った。
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