<Wコラム>福島県出身の「LADIES' CODE」リセ、事故の背景

Wow!Korea / 2014年9月5日 9時37分

「LADIES' CODE」リセ

5人組ガールズグループ「LADIES' CODE」(レディースコード)を乗せたワゴン車が高速道路で横転した事故。メンバーのウンビが死亡し、福島県出身のリセ(LADIES’ CODE)は3日目の現在までも意識不明の重体に陥っている。

韓国芸能界ではここ10年をさかのぼっただけでも、2004年に人気バラードユニット「Wanted」のメンバーが死亡した事故が起こり、2007年には「SUPER JUNIOR」(スーパージュニア)、2012年は「Miss A」と「Secret」、2013年は「ナインミュージス」、ことしの5月には「Dal☆Shabet」、6月には「INFINITE」、7月には「BESTie」と、車両移動中の交通事故が後を絶たない。新人時代の「東方神起」も事故に遭っていた。

韓国のK-POPアイドル業界には「交通事故保険」が義務付けられてもおかしくない状況が続いているのだ。特にアイドルに事故が頻発している原因としては様々な要因が考えられているが、大別すれば、次の2つに分けられる。

まず1つ目は根本的な問題で、韓国の交通インフラに端を発した問題だ。

韓国にも日本の新幹線にあたる時速300キロの高速列車「KTX」が存在するものの、その運行区間は限られており、まだ日本のような鉄道先進国にはなっていない。

そのため、全国各地をロケや収録、イベント、コンサートなどで駆け回らなければならない芸能人たちにとっては車で高速道路を飛ばすことが一般的な移動手段になっている。

実際に、前述のアイドル車両が交通事故に遭った場所もほとんどが高速道路だ。

次に2つ目の原因だが、韓国音楽業界、とくにアイドル界における「収益構造の問題」が挙げられる。

世界の先進各国の中ではもっとも早く「CD販売ビジネス」が崩壊し、音楽ダウンロード、または音楽ストリーミングが一般的な音楽の販売方法になってしまった韓国。CDというモノを作らない分、新曲の賞味期限も短いし、競争も熾烈だ。その上、「グッズ文化」もそれほど根付いていないので、結局は広告CMやテレビ番組、コンサート、各種イベント行事への出演で稼ぐしかない。

そうなると、すべてのメイン業務が現場と現場を移動する形となってしまい、必然的に「高速道路」を使わざるを得なくなるのだ。

とりわけ、ブレイク前のガールズグループたちにとっては、地方の中小規模イベント催事は主な収益源であり、事務所側も1本でも多くスケジュールを消化することを優先してしまう。

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