<Wコラム>名優が火をつけたチャン・グンソクの俳優魂

Wow!Korea / 2016年4月28日 21時44分

名優が火をつけたチャン・グンソクの俳優魂(写真提供:OSEN)

『テバク』の第9話を見ていて驚いた。領議政(ヨンイジョン/朝鮮王朝時代の総理大臣)の金昌集(キム・チャンジプ)の役で、新たにイ・ジェヨンがドラマに加わってきたからだ。脇役ばかりだが、このイ・ジェヨンはストーリーに緊張感をもたらす恐るべき名優である。

■心地よい緊張感

イ・ジェヨンが画面に登場するだけで、「何か大きな動きが起こるはず」とワクワクする。事実、国王の後継者争いに重要な役割を果たす金昌集が出てきてから、『テバク』はますます面白くなってきた。

それにしても、『テバク』はベテランの男優陣の充実度が凄い。

圧倒的な存在感を見せているのがチェ・ミンスだ。彼は19代王・粛宗(スクチョン)に扮しているが、声の抑揚といい表情の奥深さといい、『テバク』をピリリと引き締める役割を十分に果たしている。

公式サイトの視聴者掲示板にはチェ・ミンスを称賛する意見があふれているが、それも当然のことだろう。

これほどの俳優を重要な粛宗の役に起用できたことが、『テバク』にとって本当に幸運だった。

そして、物語全体を支配している李麟佐(イ・インジャ)に扮しているのがチョン・グァンリョルである。

人間のペーソスを演じさせたら当代随一の俳優だが、今回は物語を自在に操る謎の怪人物になりきって、絶妙の間合いを持った演技を見せている。

■演技に迷いがなくなった

さらに、テギルの師匠となるキム・チェゴンに扮しているのがアン・ギルガンだ。窮地のテギルを助けようとしたとき、敵に対して「いっぺんにかかってこい!」とタンカを切るところは迫力満点だった。

いかにも「テギルを鍛える師匠として本当にふさわしい」と思わせる底知れぬ強さを備えていた。

こうした名人級の俳優たちに加わって、第9話からは満を持してイ・ジェヨンも登場するに至った。ベテラン俳優たちの名演技をたっぷりと見られるという意味で、『テバク』はなんとも贅沢な時代劇になってきた。

もちろん、主人公のチャン・グンソクも1話ごとに演技がとても良くなっている。演じているテギルが未熟な若者だったときは、本人も「こういう演じ方でいいのか」と戸惑っている部分もあったようだが、キム・チェゴンに弟子入りして修業に励むようになってから、チャン・グンソク自身にも迷いがなくなった。

間違いなく、チャン・グンソクは名優たちに大いに刺激された。それはいい方向へのベクトルとなった。その結果、彼の演技に突き抜けていくような勢いが現れた。

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