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<Wコラム>怪優チェ・ミンスが『テバク』に波風を立てる

Wow!Korea / 2016年4月30日 12時48分

チェ・ミンスの出演で『テバク』が大いに盛り上がる(写真提供:OSEN)

■『砂時計』で大ブレーク

3月28日から韓国SBSで放送された『テバク』は、チャン・グンソク、ヨ・ジング、チョン・グァンリョルとキャストがすばらしいが、その中でも異彩を放っているのがチェ・ミンスだ。

韓国の個性派俳優の中でも際立っているチェ・ミンス。彼は『テバク』の中で19代王・粛宗(スクチョン)を演じるが、今まで多くの俳優が演じてきた粛宗とはかなり違ったイメージをかもしだすだろう。

それが『テバク』にどう影響していくのか。

ここで、チェ・ミンスのキャリアを見てみよう。

1962年生まれの彼は、芸能一家の二世として育ち、恵まれた容姿で自分の道を切り開いてきた。

チェ・ミンスがよく演じた役は、困難にも屈しない強く無骨な男だ。

肩に力をいれ、目を光らせる場面の連続。それが「タフガイ」とも呼ばれるチェ・ミンスの真骨頂だった。

彼がそのイメージを固めたのは、何よりもあの有名なドラマ『砂時計』(1995年)だった。

チェ・ミンスは、「俺、震えているか」というセリフで有名なジョン・テスの役で一気にカリスマ性を発揮した。その後、彼は悲壮感あふれる役を主に演じてきた。

しかし、いつも「重みのある役」ばかりをやってきたのではない。1999年の映画『チュ・ノミョンのベーカリー』では、コミカルな演技も見せて、観客たちを大いに笑わせた。

もともと下地があった。出世作であるドラマ『愛が何であって』(1992年)で彼は主人公のデバリ役で視聴者を楽しませた。

保守的な家の長男と開放的な家で育った女性が夫婦として作り出すコミカルなシチュエーションは爆発的な人気を呼び、中国でも大変な人気を得た。今の韓流ブームの先駆けにもなっていた。

彼自身は、いつも精一杯に演じてきただけだという。

■「いつでも責任を取る」

チェ・ミンスにはユニークな発言が多い。

自分の俳優としての立場についてはこう断言していた。

「月や太陽は自分が月なのか太陽なのか知らないでしょ?それは人が勝手に付けただけの名です。私も人が自分の演技をどう見るかには関心がありません。ただ一本一本の作品に全力を注ぐだけ。単純なことだが、それが何よりも基本的なことなのです。」

まさに、信念の言葉である。

また、40代に入った頃にはこう語っていた。

「今まで走りっぱなしできたので、見逃したものもあります。それを見直し、もっと奥まで自分を見つめたいですね。そして、生物学的な年齢は意味のないものですが、80歳になっても演技を続けているのなら、そのときも建物の間を飛び越えられるように用意しなければならないでしょう。」

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