<Wコラム>チャン・グンソク/『テバク』に至る長い道~俳優と歌手の活動を両立
Wow!Korea / 2016年5月5日 22時59分
■超人的な過密スケジュール
チャン・グンソクはどんな仕事にもプライドを持って取り組んできた。特に、『美男<イケメン>ですね』の大成功以降、彼の活躍の場は俳優に加えて音楽やエンタテインメントのジャンルにも広がった。
まずは俳優としての活動。2010年には『メリは外泊中』に主演した。このドラマの撮影当時、チャン・グンソクはとてつもなく忙しかった。ハードな撮影の合間を縫って日本ツアーが企画されていたのだ。過酷で知られる韓国ドラマの撮影をこなしながらのツアーは無理だと、所属事務所は中止を提案した。
しかし、彼は「待っている日本のファンに会いたい」と願い、ツアーを強行した。ステージでは辛い素振りを見せなかった彼だが、公演中3回も点滴を打っていた。やはり、疲労の極致だったのだ。
そんなハードな日程の中で『メリは外泊中』の撮影を終え、ドラマは韓国で2010年の11月から12月にかけて放送された。
2011年になると、音楽の活動が増えた。5月に日本で発売した初のシングル『Let me cry』は、発売初週に約12万枚を売り上げ、見事オリコン1位を獲得した。海外の歌手がデビュー曲で1位を獲得するのは初めてのことだ。
チャン・グンソクの活躍はドラマや歌だけに留まらない。彼は、日本の人気雑誌『メンズノンノ』の9月号の表紙に起用された。この雑誌で韓国芸能人が表紙を飾ったのは初めてで、改めて彼の人気の高さがうかがえる。
ただし、チャン・グンソクが日本で雑誌の表紙を飾ったのは初めてではない。彼は3月にも『アンアン』の表紙を飾っていた。この号は普段よりずっと多い28万部を売り上げて話題を集めた。
■ファンをウナギと呼ぶ理由
チャン・グンソクはネットを通してファンと一つの約束をした。
「雑誌が完売したらスピーカーをセットしてやる!ウナギたちの力を見せてみろ!」
チャン・グンソクが日本のファンをウナギと呼ぶようになったきっかけは、主演映画『待ちくたびれて』の撮影中に、日本のファンがウナギを差し入れたこと。それ以来、チャン・グンソクは日本のファンをあえてウナギと呼び、ファンも喜んでそのニックネームを受け入れた。
次に、「雑誌が完売したらスピーカーをセットしてやる!」の意味だが、雑誌は『メンズノンノ』のことで、「スピーカーをセットする」というのは、得意のシャッフルダンス(両足を交互に出し入れするダンス)を披露することなのだ。要するに、雑誌が完売したらダンスを披露することを約束したわけだ。
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