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<Wコラム>これが現実! 除隊後も韓流スターの兵役は終わらない

Wow!Korea / 2016年5月7日 20時22分

入隊する韓流スターがいれば、立派に軍務をやりとげて除隊してくる韓流スターもいる。ただし、除隊しても素直に喜んでばかりはいられない。(写真提供:ロコレ/韓国陸軍公式サイトより)

入隊する韓流スターがいれば、立派に軍務をやりとげて除隊してくる韓流スターもいる。ただし、除隊しても素直に喜んでばかりはいられない。それはなぜなのか。韓国の徴兵制によると、除隊後も予備役に編入されて定期的な軍事訓練を受けなければならないのである。

■予備役が待っている

韓流スターが入隊したというニュースが最近は多くなっている。芸能界での活動に合わせて入隊を延期していた人たちも、30歳が近くなってこれ以上の延期が難しくなり、続々と兵役入りしているのである。

入隊すると、現役兵としての軍務期間はどのくらいになるのか。具体的に見ると、次の通りである。

・陸軍と海兵隊/21か月

・海軍/23か月

・空軍/24か月

要するに、陸軍であれば、1年9か月後には除隊してくる。

しかし、この除隊は本当の意味での「兵役の終わり」を意味するものではない。なぜなら、1年9か月の軍務が終わっても、それは「現役兵の終わり」にすぎないからだ。

韓国の徴兵制では、現役兵を終えた人は予備役に編入される。今度は予備役としての軍務が待っているのである。

それでは、予備役とは何か。

これは、いざ戦争になったら再び現役兵として銃を持つ人たちのことである。平時には社会で一般人として活動するが、籍そのものは軍に残っていて、予備役として戦時に備えているのだ。

■完全に終わるのは40歳

戦争になったら再び銃を持って戦うことになるのが予備役である。

そうであるならば、軍務の水準を維持しておかなければならない。早い話が、銃の撃ち方を忘れてしまっては困るのである。

そこで、腕をさびつかせないためにも定期的に訓練を継続させなければならない。それが、兵役の第二段階である。

まず、除隊してから4年間受けるのが「動員訓練」だ。

対象者は1年間に28時間ずつの訓練を受ける。普通は、2泊3日の合宿形式で行なわれることが多い。ここで、現役兵時代に習った軍務を復習する。

4年間の「動員訓練」が終わると、今度は2年間の「郷防訓練」に移る。ここでは、1年間に20時間ずつの訓練を行なっていく。

以上のように6年間の訓練をこなしても、まだ兵役は終わらない。

最後に「民防衛訓練」が待っている。この「民防衛訓練」は40歳になるまで受けなければならない。

その中身は、1年目から4年目までは年間4時間の訓練を実施。5年目以降は年間1時間の訓練に変わる。

ようやく40歳になった段階で兵役は完全に終了するのである。

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