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<Wコラム>これでわかる! 軍楽隊と義務警察(最新版)

Wow!Korea / 2016年5月17日 19時46分

軍楽隊の一番の仕事は音楽演奏である(写真提供:ロコレ)

芸能人が兵役に就くとき、陸軍の軍楽隊や義務警察の警察広報団をめざすことは、自分の特技を生かしながら兵役を遂行するうえで有効である。現在、陸軍の軍楽隊にユンホ(東方神起)が所属しており、義務警察ではソウル地方警察庁の警察広報団にチャンミン(東方神起)が所属している。

■各師団に所属する軍楽隊

軍楽隊は、文字通り、軍に所属する楽団である。普通は、大きな師団が軍楽隊を持っていて、師団の中での行事や対外イベントなどで演奏をする。

音楽を職業にするアーティストにとって、2013年に廃止になった芸能兵に匹敵する存在だといえるだろう。

なお、軍楽隊は陸軍にも海軍にも空軍にもあるが、芸能人が軍楽隊をめざすとすれば、選ぶのは陸軍になるだろう。兵役期間が21か月と一番短いからだ(ちなみに、海軍は23か月で空軍は24か月である)。

軍楽隊は希望者が多いので選抜試験が実施される。

分野としては、専門特技兵の中の軍楽兵として合格する必要がある。

募集は、楽器(木管、金管、打楽など)、実用音楽(リードギター、ベースギター、歌手、ピアノ、声楽など)、国楽(韓国伝統の音楽・舞踊)などに分類されていて、厳しい実技試験を通して実力を判定される。

■多忙をきわめる軍楽隊

軍楽兵の合格者は、陸軍本部、国防省、陸軍士官学校、陸軍訓練所、各師団などに配属されていくが、ユンホの場合は第26師団の軍楽隊に所属することになった。

彼は通常の現役兵と同様に、まずは5週間の新兵訓練を受けた。

そこで陸軍兵士としての基礎的な技術を習得したうえで、第26師団の軍楽隊員として軍務に就いた。

日常の軍務は軍楽隊としての練習を行なったり実際に行事に参加したりする。そういう意味でも「特技兵」にあたるのだが、陸軍の兵士であることに変わりはないので、基礎的な軍事訓練も同時に行なっている。

ただし、対外イベントなどは週末に行なわれることも多く、一般兵士よりも多忙をきわめるのは間違いない。音楽と軍務をバランスよく兼務させる力量が必要である。

最近になって、ユンホが特級戦士に選ばれたことが明らかになった。これは射撃と体力に優れた超一流の兵士のみが選ばれる名誉であり、軍楽隊員として専門の音楽活動に励みながら、同時に兵士としての力量がずば抜けていることが立証された。このことは、韓国でも大いに称賛された。

■兵役代替制度としての義務警察

義務警察は、普通の警察官の任務を補う形で「デモの鎮圧」「国会や空港周辺の治安維持」「交通整理や派出所勤務」などを行なってきた。

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