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<Wコラム>名優たちの競演! それも『テバク』の大きな見どころだ

Wow!Korea / 2016年5月17日 22時13分

そんなチェ・ミンスが再びテレビドラマに戻ってきた。『テバク』で演じる粛宗は、歴史のうえでも個性的な王であった。

有能な政治的手腕を発揮する一方で、女性問題で様々な難題を引き起こしている。そんな「危ない国王」をチェ・ミンスが演じるから、さらに凄味が出る。

特に、チャン・グンソクが演じるテギルとからむ場面は見モノだ。チェ・ミンスが出演することで、間違いなく『テバク』は面白くなる。

■出世作は『青春の罠』

『テバク』を彩るもう1人の名優であるチョン・グァンリョル。彼は李麟佐(イ・インジャ)に扮している。

歴史上の李麟佐とは誰なのか。

この人物は1728年に反乱を起こしている。21代王・英祖(ヨンジョ)が異母兄の20代王・景宗(キョンジョ)を毒殺したという容疑を高く掲げて、政権転覆をはかったのが李麟佐なのである。

韓国の歴史上でも、大変なクセ者として知られる男を演じるチョン・グァンリョル。このキャスティングは最適だろう。それは彼の俳優キャリアが物語っている。

1980年、20歳のときにタレント・オーディションに合格して俳優を志すようになったチョン・グァンリョル。しかし、その後の彼はあまり注目されず、いくつかのドラマで端役として出演するだけだった。

そんな中、彼の柔らかなイメージが大衆の目を引くキッカケとなったのが、1999年のドラマ『青春の罠』だった。このドラマでチョン・グァンリョルは、温かな優しさを持つヨンググ役を好演した。

大きな注目を集めると、翌年にはドラマ『ホジュン』の主役に抜擢されて大ヒットに導いている。

最高視聴率60%以上の数字を叩き出したこの作品で、彼は一躍スターダムにのし上がり、この年のMBC演技大賞の大賞も受賞した。

■演技に対する強烈な執着

病人を身分差別することなく診るといったストーリーだけなら、これほど大ヒットすることはなかっただろう。『ホジュン』の最大の魅力はまさにどこにでも居そうな人間が変身したという点にある。

若い頃は悪事にも手を染め、酒に溺れ、結婚した後は別の女性にも恋をするといった人間が、やがて偉大な医師になるという意外性が視聴者の共感を呼んだのである。この主人公をチョン・グァンリョルは好演して評価を不動にした。

さらに、2006年には『朱蒙』で強烈なカリスマ性を持つクムワ王に扮した。絶対的な権力を握る王として君臨するが、その内に秘めたものは友と最愛の女性に全てを捧げる犠牲的精神だった。この役もチョン・グァンリョルにピッタリである。

「まだまだやっていきたいことはたくさんあります。私の演技に対する情熱は、とどまることを知りません。これからも様々な役柄を演じて表現していきたいのです」

そう語るチョン・グァンリョル。長い下積みを経験した彼は、泥臭い役にリアリティを持ち込むことが巧みだ。

「死ぬまでではなく、死んでからも演じていくことが僕の夢です」

そう語ったこともある。

「死んでからも演じる」というのは、演技に対する強烈な執着を感じる。

なんといっても、演技に対するほとばしる熱情が、チョン・グァンリョルの最大の魅力だ。『テバク』でも、物語を大きく動かす重要な役を彼らしい個性で演じている。

文=「ロコレ」編集部

(ロコレ提供)

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