1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

<Wコラム>ペ・ヨンジュン 過去への旅路~「ホテリアー」の成功

Wow!Korea / 2016年5月19日 16時2分

ペ・ヨンジュン(提供:OSEN)

新作「警察特攻隊」の主演が決まり、念願の大学合格まで果たしたペ・ヨンジュン。1999年の12月から翌年1月にかけては、のんびりと国内旅行も楽しんだ。予定も立てずに一人でブラリとドライブに出掛けるのが好きだった。特に、風光明媚な場所が多い江原道(カンウォンド)によく遠出したという。そんなふうに休養期間を過ごしていたのだが、安寧の日々が一転する出来事が起こった。

■制作陣と対立

実は、「警察特攻隊」の撮影開始を前にして、制作陣とペ・ヨンジュン側の間でいくつかの摩擦が表面化したのである。

制作陣の言い分は、「ペ・ヨンジュンは他のテレビドラマと掛け持ちしようとしている」「ペ・ヨンジュンが演じる役について、そのキャラクターの修正を求めてきた」「コサ(作品の成功を祈願する儀式)にも一人だけ欠席した」というもの。かなり不信感が高まっている様子だった。

実際、ペ・ヨンジュンに対してはMBCからドラマ「悪いやつら」への出演依頼が来ていたし、彼がその出演に意欲を持っていたのは確かだ。

しかし、ドラマの掛け持ち出演はどの俳優も普通に行なっていることで、「特に問題がない」というのがペ・ヨンジュン側の立場だった。

しかも、「脚本が出来上がる過程で自分が引き受ける役が当初の約束から違ってきている」という不満も生じていた。

もっと具体的に言うと、演じる人物の重要度が低くなっていたのだ。これは、作品選定に厳格なペ・ヨンジュンとしても、受け入れがたいことだった。

■騒動となった出演辞退

小さな摩擦がマスコミ報道によってどんどん大きくなり、修復不可能なところまで両者の意見は食い違ってしまった。やむなく、ペ・ヨンジュンは「警察特攻隊」の出演を辞退することになった。

この騒動によって、「ペ・ヨンジュンは扱いにくい俳優」という印象が広がったのは確かだ。放送関係者の一人は「人気というのは瞬間的なものだから、俳優として生き残るためには、演技のうまさと同様に、人間的な成熟度も重要だ」と語った。

また、マスコミの報道には制作側に寄ったものも多く、ペ・ヨンジュンが窮地に陥ったのも確かだ。

騒動のずっと後に、ペ・ヨンジュンはこう語っている。

「マスコミの報道には偏った部分がありました。私が『警察特攻隊』の出演をとりやめたのは、最初の約束が守られなかったからです」

この約束とは、演じるキャラクターを指している。企画から脚本執筆に移る過程でキャラクターの重要性が変わってしまったことが問題だという認識なのだ。しかし、マスコミは「ペ・ヨンジュンは生意気だ」という論調が多かった。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください