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<Wコラム>ペ・ヨンジュン 過去への旅路~「ホテリアー」の成功

Wow!Korea / 2016年5月19日 16時2分

「もはや俳優として復帰できないのでは……」

そんな不安に苦しめられたペ・ヨンジュン。救いは、大学の授業だった。彼はすべての俳優活動を休止して、ひたすら勉学に励んだ。その成果で、「オール優」に相当するような優秀な学業成績をおさめた。

■「ホテリアー」が決定

2000年はひたすら学業に専念したペ・ヨンジュンは、2001年に入って本格的にドラマの世界にカムバックした。

1年10か月ぶりの復帰作となったのは、MBCの「ホテリアー」だった。このドラマでペ・ヨンジュンは冷徹な企業ハンターのシン・ドンヒョクに扮した。

久々にカメラの前に立ったとき、ペ・ヨンジュンは緊張で震えがきたという。数々のテレビドラマで堂々たる主役を演じてきた彼にしても、1年10か月というブランクは長かったのである。

しかし、戻ってきたペ・ヨンジュンを見て、多くの芸能記者たちは「彼も随分と変わったなあ」という印象を持ったという。まるで、肩に背負っていた重しが取れたかのようだった。

ペ・ヨンジュンもこう語る。

「出演作の選定について厳しかったマインドが、かなり変わりました。今後は、演技の中に徹底的に自分を没入させて、また一から始める気持ちです」

彼は自分自身でも「変わった」と口にしたが、それは外見にもよく現れていた。学業に専念している間に体重が82キロまで増えていたが、『ホテリアー』の出演を機に減量に努め、わずか2か月で74キロまで減らした。

何よりも、「ホテリアー」で演じるシン・ドンヒョクという人物はシャープな切れ味を発揮するキャラクター。その役に合わせて、からだから贅肉をそぎ落としたのだ。

その減量方法が徹底している。いつもながらのウェイト・トレーニングを重ねたうえで、ダイエット食事法にも取り組んだ。特に、午後6時以降は、水も飲まないほどだった。

こうして、自分なりの準備を整えて、ペ・ヨンジュンは撮影に臨んだ。

■キム・スンウとの友情

撮影が進むほどに勘を取り戻していったが、「演技中の視線をどこに置くか」という問題では苦労が多かった。

ブランクが長かったせいか、どうしても視線がぎこちなくなってしまう。さらには、撮影直前に書き直されるシナリオにも苦しめられた。

けれど、苦労が多ければ多いほど、気持ちが充実してやり甲斐が大きくなるのを感じた。やはり、撮影現場はペ・ヨンジュンが「今まさに生きていること」を痛感させてくれるところだった。

「先輩や同僚に本当に助けられました」

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