<Wコラム>チャン・グンソク『テバク』から始まる新しい挑戦~共演者ヨ・ジング
Wow!Korea / 2016年5月25日 21時43分
■演技に貪欲な名子役
3月23日にソウルで行なわれた『テバク』の制作発表会で、チャン・グンソクは共演者のヨ・ジングを「恐ろしい俳優です」と表現した。
かなり後輩にあたる俳優の何が恐ろしいのか。
子役出身のチャン・グンソクだからこそ、同じく子役で実績を積み重ねてきたヨ・ジングの凄さがわかるのであろう。
「子役は大成しない」と言われる韓国芸能界で、それを覆したのがチャン・グンソクであり、今はヨ・ジングがその後に続こうとしている。
ヨ・ジングは1997年8月13日生まれである。1987年8月4日生まれのチャン・グンソクとちょうど10歳の差がある。
子役として出演した作品は数多いが、やはり『太陽を抱く月』と『会いたい』がよく知られている。
特に、『会いたい』の場合は役柄がとても難しかった。
この『会いたい』はユチョン(JYJ)とユン・ウネが共演したドラマだった。ユチョンは男性主人公のジョンウに扮したが、その子供時代を演じたのがヨ・ジングである。
彼の演技は大評判となり、大人のジョンウを演じたユチョンにプレッシャーを与えるほどだった。
熱心さも折り紙付きだ。彼は『会いたい』に出演したとき、監督と演技についてよく話し合ったという。
「本当によく話しました。そのほうが監督と意思の疎通が図れるし、完ぺきに演じられると思います。僕は、質問やいいアイデアが浮かんだらすぐに話すタイプなんです」
演技に関しては何でも貪欲に吸収しようとするヨ・ジング。「小さい頃は演技がただ楽しかったんですが、今は演じることにとても魅力を感じています。飽きることがないんです」とも語っていた。
■頼れる兄貴のような存在
ヨ・ジングから見てチャン・グンソクはどういう存在なのか
「グンソク兄さんも幼い頃から演技をされてきましたし、この作品(『テバク』)で初めてお会いしましたが、なんだか前から知っていた兄さんのような感じがします。本当に安心できる存在です」
このように、ヨ・ジングは“安心”を強調していた。頼れる兄貴、という感じなのだろうか。
『テバク』の中で、チャン・グンソクとヨ・ジングは兄弟という設定である。しかし、チャン・グンソクが演じるテギルは「捨てられた王子」であり、最下層の身分に落ちたイカサマ師だ。
一方、ヨ・ジングが演じる英祖(ヨンジョ)は朝鮮王朝の21代王。後に、後継者だった息子を処罰して餓死させるという事件を起こしているが、政治的には名君と称賛されている。
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