<Wコラム>韓国がインターネット先進国になった本当の理由

Wow!Korea / 2016年6月8日 17時29分

韓国がインターネット先進国になった本当の理由

韓国は「インターネット先進国」と呼ばれる。世界で認められることに最大の価値を見いだす韓国にとって、インターネットは自尊心を最もくすぐってくれる最高の手段となっている。その韓国で、インターネットはどのように普及したのか。その経緯を振り返ってみよう。

■「86年」と「4年」の違い

そもそも韓国は朝鮮戦争で国土が荒廃したあと、自由や民主政治を犠牲にしてひたすら貧しさからの脱却に邁進した。ようやく「漢江の奇跡」と呼ばれる経済発展を成し遂げ、1990年代半ばにはOECD(経済協力開発機構)の加盟国にもなった。それでもまだ韓国は世界から先進国の仲間入りを果たしたと見られなかった。

それなのに、ことインターネットに関しては世界が韓国を見る目がまるで違った。恐るべき勢いで国内にブロードバンド(高速大容量)が普及したからだ。

2002年10月には、ブロードバンドの加入者が1000万人を突破した。これは、割合でいうと10世帯中の7世帯以上が加入したことを意味し、その加入率は70%を超えた。

韓国でブロードバンドのサービスが始まったのは1998年である。わずか4年で加入者が1000万人を超えた。凄まじい普及ぶりだ。

ちなみに、朝鮮半島で有線電話のサービスが始まったのが1902年のことで、その回線が1000万を越えたのは1988年である。その間86年間もかかっている。それを考えると、ブロードバンドの普及ぶりは文字通り「超高速」となった。

■狙いはインターネット特需

天然資源をもたない韓国が、貧困から抜け出し世界11位の経済規模を達成することができたのは、ひとえに商業貿易によって獲得した外貨で国内経済を活性化させてきたからである。

ただし、北朝鮮とは未だ休戦状態にすぎないという不安定さが大きなネックとなり、北朝鮮との緊張が増す度に海外からの投資が冷え込むという構造的な弱点をもっていた。

それを克服するためには、日本と中国にはさまれながらも技術立国としての存在感を示す必要があった。

特に韓国が注目したのがインターネット特需であった。1980年代以降のアメリカがパソコンの発達によって膨大な雇用を確保できたという先例にならい、韓国も情報先端化に国の盛衰を託すようになった。

そうした情報先端化を加速させたのが、皮肉なことに1997年に起こった経済危機だった。国が破産状態に追い込まれたあと、韓国はさまざまな再生プランに積極的に関わったが、特にIT関連産業の育成を目玉にすえた。

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