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<Wコラム>「テバク」はチャン・グンソクにどんな成果をもたらした?

Wow!Korea / 2016年6月22日 17時40分

この発言は意味が深かった。

■「背水の陣」で臨んだ作品

俳優にかぎらずどんなジャンルでも、成功体験が将来を閉ざす、ということがよくある。人は一度の成功に固執しすぎて、新しいチャレンジをせずに、自らの可能性を狭めてしまいがちなのである。

それでも、一度も成功しなかった人から見れば羨ましいかぎりなのだが、チャン・グンソクほどのトップレベルになると、常人とは目標設定が根本的に違う。

確かに、彼は「美男<イケメン>ですね」で大成功を収めた。韓流人気の頂点を究めた、と言っても過言ではなかった。

しかし、俳優としてのチャン・グンソクは苦悩の道に迷い込んだ。とりわけ、「ラブレイン」と「キレイな男」の視聴率が非常に悪く、彼は自尊心を大いに傷つけられたに違いない。

状況としては、「美男<イケメン>ですね」の大成功を忘れて、一からやり直す覚悟を持たなければならなかった。そんな追い込まれた状況の中で「テバク」のオファーを受けたのである。

制作発表会で述べたように、「今までのものを捨てる」という覚悟に至ったのは、危機感がとても強かったことの表れだ。

いわば、「背水の陣」で取り組んだ「テバク」の主演。撮影では本物のヘビを食らうほどの俳優魂を見せていた。

■負のイメージを払拭

凄まじい意欲で「テバク」に取り組んだチャン・グンソク。多くの視聴者が指摘していたのは、「脚本の出来がよくなかったことが不運だった」ということだった。

結局、ドラマが面白いかどうかという根本の部分は、脚本の仕上がりに左右されることが多い。「テバク」の場合は、実績がある脚本家がシナリオを書いていたのだが、今回にかぎっては「ワクワクするようなストーリー」というわけにはいかなかった。むしろ、興ざめさせられる場面も少なくなかった。

これでは、視聴者をグイグイ引きつけることはできない。

視聴率が1ケタ台からなかなか上がっていかなかったのも、ストーリー展開に問題があったと考えざるをえなかった。

それでも、全24話の平均視聴率は9.3%だった。最近の傾向を考えると、決して悪い数字ではない。最終回の視聴率もちょうど10.0%で締めくくり、2ケタ台に復帰して終わったのは良かったと言える。

チャン・グンソクの期待はもっと高いところにあったはずだが、「ラブレイン」と「キレイな男」の負のイメージを払拭することはできたと思う。

■つかんだ手応えの根拠とは?

「テバク」の放送が終わったことに対して、チャン・グンソクはこうも言っている。

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