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<Wコラム>康熙奉(カン・ヒボン)の「日韓古代史が面白い」仏教伝来(前編)

Wow!Korea / 2016年6月23日 17時11分

後には小さな寺まで造り、蘇我稲目は仏道を究めようとした。

折り悪く、疫病がはやって若死にする者が続出した。

批判の声を強める物部尾輿は、欽明天皇に上訴した。

「臣が反対しましたが、聞き入れられず、世に病死が増えました。あの仏を早めに捨てて、世を平穏にすべきではないでしょうか」

欽明天皇も賛意を示した。

物部尾輿はすぐに蘇我稲目から仏像を取り上げて、難波の堀江に捨てた。さらには、見せしめとして寺に火をつけた。

不思議なことが起こった。

晴天で無風だったのに、宮の大殿に火事が起きた。

仏がお怒りになったのだろうか。

それから半年ほど後のことである。

河内の国から報告があった。

「海中から、仏教の礼拝時に奏でるような音がしてきます」

欽明天皇は使者を送って調べさせた。

すると、海中から光り輝くクスノキが発見された。

欽明天皇はそのクスノキで仏像二体を作らせた。物部氏の猛反対にもかかわらず、仏教を邪神とみなしていないのだ。何よりも、当時の大陸で普遍的に信仰されているという事実を重んじた。

文=康熙奉(カン・ヒボン)

出典/『宿命の日韓二千年史』(著者/康熙奉〔カン・ヒボン〕発行/勉誠出版)

(ロコレ提供)

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