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<Wコラム>まだ見ていない人へ! 傑作『応答せよ1997』を大推薦

Wow!Korea / 2016年7月25日 21時16分

主役のソ・イングク(左から3人目)とチョン・ウンジ(左から4人目)(写真提供:OSEN)

3部作がそれぞれに人気を集めた「応答せよ」シリーズ。その第1作が『応答せよ1997』でした。物語は全16話ですが、とにかく面白い。笑えるし、泣けるし、初恋のドキドキ感もあります。物語の展開が見事で、『冬のソナタ』以来の傑作と言っても過言ではありません。

■登場人物に多様性がある

『応答せよ1997』は、釜山(プサン)の高校に通う6人の同級生たちの1997年当時を中心的に描いています。その一方で、この高校の同窓会が2012年にソウルで開かれます。そして、1997年と2012年という2つの時代が同時進行のような形で展開されていきます。高校生たちは15年後にどう変わったのか、ということが興味深く対比されていくのです。

特に、初恋の行方が気になります。意味深なのは、2012年の同窓会の中で『今日、1組のカップルが結婚を発表する』みたいなことが説明されるのです。いろんなカップルがいるわけで、果たして誰が結婚に至るのか。そんな興味もあります。

韓国ドラマは、荒唐無稽なストーリーが面白さの秘訣ではありますが、『応答せよ1997』はどこにでも起こりうる身近な出来事が描かれていて、荒唐無稽なところはありません。でも、登場人物に多様性があって、出てくるキャラクターに引き込まれます。

物語の舞台は釜山です。

日本から見ると、釜山がどんな都市かわからない方も多いと思います。釜山は韓国第二の大都会ですが、首都のソウルに対してコンプレックスがあるわけです。ソウルから転校生が来たときのクラスの雰囲気でそれがよくわかります。

それから、釜山は訛りが強烈。たとえ韓国語がわからなくてもイントネーションで笑えることでしょう。

■親子の情愛にホロリ

ドラマの究極のテーマは“初恋”です。初恋をめぐる男女の繊細な心の動きが細かく描かれています。

初恋というと『冬のソナタ』もそうでしたが、見ている人たちを心地よくドキドキさせてくれます。そこがいいのです。

さらに、1997年という時代がポイントです。韓国にとって1997年という年は大変でした。

まず経済危機が起こって国中に失業者があふれました。それでも金大中(キム・デジュン)大統領が当選して、経済が復興していきます。さらに音楽界もアイドル路線が人気を集めていた時期です。そういう意味で言うと、韓国社会が大きく動こうとしている時期をダイナミックに描いたのが『応答せよ1997』です。

ストーリーを見てみましょう。

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