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【イベントレポ】ヤン・イクチュン&東出昌大が登壇! 全シーン、全カットに魅了される韓国映画「息もできない」の三夜限定特別上映トークイベント第一夜開催

Wow!Korea / 2017年8月8日 19時46分

東出昌大の「息もできない」の脚本はどのように書いたのかという質問に、まず真っ先に書いたのが、蛍光灯を割ったり、自分が助けた女性に唾を吐いたりするオープニングのシーンであり、福岡県のある人口湖のところで浮かんだものだと語った。短編映画の演出をしている友人から出演依頼を受け、福岡に10日ほど滞在した際に、空いた時間で町を歩いていたら、あるおじいさんは釣りをしていて、その側では鶴が飛んでいたりと、非常に平和な光景が見られたが、その中でなぜかあのようなシーンが浮かんだと振り返った。

当時、韓国でインディーズ映画を紹介する番組のアシスタントMCや、演技を教える講師の仕事もしていたが、全てが面倒になってしまって、それをやめる理由として、“シナリオを書くから”というのを挙げたといい、偽りの理由であったものの、実際にやめてみたら、このシナリオが自分の心の中にスッと入ってくるところがあり、オープニングシーンを膨らませ、それから一行書いては時間をあけ、また書いてはと繰り返し、2か月半かけて仕上げたのだと話した。また「幼かった頃は、暴力的な大統領がいた時代であり、当時は暴力によって影響を受けた社会が存在していました。もどかしい状況に囲まれていて、無意識のうちに、それをなんとか解消したいと思っていたが、それがこの作品となって解消することになりました」と自身が見たことや経験した事を書き連ねたのだという。

さらにキャスティングについては、「当時は本当にお金がなかったんです。最初キム・コッピさんの役は、他の女優さんを思い浮かべながらシナリオを書いたんです」と切り出し、その女優で撮影に入ろうとしたが、相手が提示した金額と、自分が用意していた金額に差があり、予算をオーバーするわけにもいかず、以前短編映画で強く印象に残っていたキム・コッピをキャスティングすることにしたのだと、意外な経緯を明かした。

これまでにキャスティングする際には、仕事をしてきた中で出会った人、一緒に作品をしたことがある人、俳優として無名だった頃に出会った人たちなど、身近にいる俳優から探すことが多かったという。

重ねて「演技をしているときも、演出をしているときも、現場でリハーサルをしたり台本の読み合わせをして練習をするというのが、あまり好きではなく、私が好きなのは最初のテイクです」というヤン・イクチュン監督は、「息もできない」を撮影した時は初めは「どういう撮り方をするのか言ってくれないとわからないじゃないか!」と俳優たちから抗議が来たと明かした。そうした撮影方法に苦労する俳優も多いが、東出昌大は共演ができたら「ありがたいです。どんな役でも頑張ることには変わりないので、どんな役でも、機会があればやりたいです!」と意欲を見せ、共演に期待を持たせた。

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