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【個別インタビュー】俳優ユ・ジュンサン、歌手・映画監督などマルチに活動する理由とは?

Wow!Korea / 2017年12月15日 21時14分

―映画監督もされ、ミュージカル、ドラマ、音楽活動とバイタリティがすごいですが、その活力はどこからくるんでしょうか?

演出に関しては、もともと映画が専攻だったし、音楽映画だったら演出したいと思い始めたんですが、結局、音楽も含め、僕がしている活動は、全て“いい俳優”になるための過程だと思っています。僕は年齢に似合わず、いろんなことに興味を持ち、好奇心が旺盛なんですよ(笑)。気になったことはすぐに調べたり、やってみたり。

それに旅行も好きで、いろんなところに行くんですが、今回日本に来てからも美術館巡りをしてきたんです。美術館に行くには歩かなきゃいけないし、自然にすれ違う人を見るようにもなるじゃないですか。そういう時間がすごく楽しくて。そういう過程から、いろいろな刺激を受けて、エネルギーがあふれてくるんだと思います。

―ユン・ジュンサンさんが目指している“いい俳優”というのは、どのような俳優なんでしょうか?

20年以上俳優生活をしてきましたが、俳優は自分が生きてきた経験を作品に、そのキャラクターに投影することなので、経験値が多ければ多いほどいいと思っています。その人物の深みや、その物語をしっかり把握すれば、上手く表現できるからです。

でも、結局人間だから限界があって、だからこそ、自分を見詰めて、それを克服していく、ということを繰り返し、訓練しています。そうすることによって、少しでも良い演技ができるようになるのではないかと思って。でも、そういう部分は実際、目に見えるものではないので、どうすべきなのか、ということについて、常に悩みながら役と向き合っています。

―日本でも12月15日から日本初放送される「操作」は、ユ・ジュンサンさんが役の比重にかかわらず出たいと思い、出演を決めた作品だそうですね。

韓国でこれまで、こういう社会派ドラマは、なかなかできなかったんです。でも、政権が代わって、自然にこういうドラマが制作できるような状況に変わりました。個人的には政権が変わる前に、こういう作品が作られて、議論を巻き起こせたらいいなと思っていたんですけど(笑)。そういう状況から、いまはこういう作品が思いきりできるようになったし、僕個人的にもこういう社会を告発するようなストーリーが好きなので、台本をしっかり見なくても、出演したいと思いました。

―日本の視聴者にはどういう部分に注目してみてほしいですか?

日本でも、現実的にこういう不正はありますよね?このドラマを見ることによって、代理満足してください。僕たちも漠然とやられてばかりいるのではなく、だからといって、外に出て戦うというわけではないんですが、“そういうことがある”ということを知っていれば、少しでも変化を起こすことができるので、ドラマを通して、そういう現実があるということを知り、考えていただきたいです。そうすれば、国も国民をむやみに扱うことはできないでしょう。まさに一石二鳥の効果があると思います。

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