“世界で25冠”映画「ハチドリ」主演のパク・ジフ「イ・ビョンホン先輩から今度、娘役で共演できたらと…」
Wow!Korea / 2019年9月24日 20時29分
映画「ハチドリ」(監督:キム・ボラ)のウンヒはしっかりして聡明だが少しさびしい子どもだった。家では家業で忙しい両親から大きな関心を得られない末娘であり、学校では先生からいびられる“反模範生”であり、ボーイフレンドには裏切られた。少しずつ食い違った関係の中でさびしかった中学生の少女は唯一自分を理解し、受け入れてくれるヨンジ先生(キム・セビョク)との友情を通じて成長する。
映画の中でウンヒを演じた2003年生まれの俳優パク・ジフはそつがない意志の強い高校生だ。「ハチドリ」を撮影した当時、主人公のウンヒと年齢が同じ中学2年生だった彼女は、1994年を生きたある少女の日常を実感が湧くように描き出した。キム・ボラ監督の繊細な演出とパク・ジフの自然な演技に映画を観た大人たちは、世代と国籍を問わず「ウンヒの話は私の話だ」と主張し思い出にはまっていく。
パク・ジフはまるで1994年を生きてきたようだと言った。“レトロ(復古)”という単語しか思い浮かばない過去のある時点が、2003年生まれの少女からも特別な感情と記憶たちをあふれ出させる時間となった。インディーズ音楽を好むが、プレイリストには映画の中に登場するウォン・ジュンヒの「愛はガラスのようなもの」を追加してたびたび聴く。SNSで友人たちと活発にコミュニケーションするのは日常であるが、ポケベルをどのように使うのか、カセットテープでどのように録音をするのかも映画を通じて学んだ。
大邱(テグ)に住んでいるパク・ジフは「ハチドリ」のPR活動のために、ソウルと大邱を行き来する生活を送っている。実際の性格は「ハチドリ」のウンヒと似ていながらも異なる。ウンヒのように自己主張をはっきりするがウンヒよりおしゃべりだ。友人たちは口数の多いパク・ジフがPR活動のためにソウルに上京するとき、「さびしい」とKakaoトークを送るという。本をたくさん読み、ダイアリーも熱心に書き、勉強も熱心にするパク・ジフの夢は、中年になったとき、若者たちに尊敬される俳優になることだ。
ベルリン映画祭など全世界15の映画祭で25個の賞を受賞した映画「ハチドリ」で主人公のウンヒを演じたパク・ジフとのインタビューを公開する。
Q:「ハチドリ」のシナリオはたくさん読んだ?
A:本を読むように読んだ。2次オーディションを受ける前に手書きの台本をもらった。ウンヒがどうやらセリフが多くないので、セリフに集中するよりはウンヒの感情に集中した。このときウンヒがどれだけうれしかったのか、ワクワクしたのかを思い浮かべながら読んだ。母と会話して、現場で監督と話し合ってそうした。
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