カン・ドンウォン vs チョン・ウソン vs ファン・ジョンミン…この夏「BIG3」韓国映画の興行は?
Wow!Korea / 2020年8月2日 8時55分
新型コロナウイルス感染症(以下:コロナ19)のパンデミック宣言以降、約3か月以上にわたり最悪の状況を迎えていた劇場も7月に入ってある程度正常化の軌道に乗り始めた。いわゆる夏の“BIG3”と呼ばれている3つの作品が先月中旬から公開されているからだ。
BIG3のうち、まず公開された映画「半島」は公開初日から上半期の新記録を打ち立てて興行に成功し、後を続いて公開された映画「鋼鉄の雨2首脳会談」も公開初日に22万人を動員して興行に“青信号”を点灯させた。映画「ただ悪から救いたまえ」もメディア配給試写会および一般観客への試写会後に好評が続いており、その展望は明るい。
◇映画「半島」、収益分岐点の250万人を超えて300万人を突破
ヨン・サンホ監督の映画「半島」は公開14日目の先月28日に集客300万人を突破した。これは、当初、配給社のNEW側が公開した収益分岐点の250万人を超えた数値だ。「半島」の総製作費は190億ウォン(約16億7000万円)であり、国内で約500万人以上を動員してこそ「収益分岐点を超えた」と言える規模だ。しかし配給社側は映画が海外185ヵ国に先販売されたおかげて250万人を実質的な収益分岐点としたと説明した。
現在までに「半島」が出している劇場成績は例年の“テントポール映画”と比較すると秀作である水準だ。特に公開当初の成績は期待以上だった。公開4日目に100万人を動員し、ボックスオフィスで歴代4位の映画「国際市場で逢いましょう」の100万人突破速度と同一の成績を打ち出し、公開7日目には200万人を突破した。これはコロナ19が拡散した2月以降の新記録だ。コロナ19以降、多くの大型映画が公開を延期したため観客は“見る価値のある映画”に飢えている状態で、「半島」はこの状態をある程度解消するのに一役買ったものと分析される。
ただ、映画の底力は不足している方だ。「半島」は累積観客数の300万人突破以降、一日観客数が減少した。新作「鋼鉄の雨2首脳会談」の公開によって受けた影響がないとは言えない。
しかし、「半島」の興行は海外へと続いている。台湾、シンガポール、ベトナム、タイ、モンゴルでボックスオフィス1位を記録し、今月の初めにはニュージーランド、北アメリカ、北ヨーロッパでの公開が予定されている。この映画は“K-ゾンビ”烈風の先駆けとされる映画「新感染-ファイナルエクスプレス」の後続映画として廃虚となった韓国に帰ることとなった職業軍人出身のジョンソクの話が描かれている。7月15日に公開され、カン・ドンウォン、イ・ジョンヒョン、イレなどが主演を務めた。
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