【個別インタビュー】映画『SEOBOK/ソボク』イ・ヨンジュ監督が語るコン・ユ&パク・ボゴムの魅力とは?「撮影現場でも本当の兄弟のように見えました」
Wow!Korea / 2021年7月9日 14時40分
Q.主演を務めたコン・ユさんは一度、テーマの難解さから出演オファーを断られたそうですね。
だから、台本を一生懸命書き直し、もっと完成度を高めてから、また見せました。その後、初めてコン・ユさんと会うことができて、会った次の日に「やります」という連絡がきました。
Q.どのように台本を修正されたんですか?
かなり何度も修正を重ねたので、どこをどう直したのか今となっては思い出せないんですが、大幅に何かを変えたということではなくて、セリフも含め、少しずつ完成度を高めていったということですね。ソボクは死なない、日常を超えた存在なのでハリウッド映画だったら、そういう人物が主人公じゃないですか。特別な能力を持った人が主人公の映画はハリウッドではよく見ますが、僕にはそういう存在を見詰めるギホンの視線の方がとても大事だったので、ギホンが主人公でなくてはいけないと考えていました。そういう部分で、バランス的なことを念頭に置きながら、シナリオを練っていきました。あまりにも変えすぎたので、はっきり思い出せませんが(笑)。
Q.監督から見た俳優コン・ユさんの魅力というと?
安定した演技を見せてくれる主演俳優です。主演俳優というのは、単純に演技が上手いだけで務まるものではないんですよ。コン・ユさんは全体的にプロジェクトを監督である僕と一緒に引っ張っていく責任感、そういうのも強い俳優であり、基本的に人柄が素晴らしいです。監督としては、そういう俳優と仕事ができるというのは楽しいと言ってしまうと軽く聞こえてしまいますが、作業をしながら感動のようなものがありました。本当にありがたく、素晴らしい人だなと何度も思いました。この歳になって、いい友達と出会えたなとも思いましたし。それから、演技の面でも安定していて、準備もしっかりとしてから臨んでくれるので、監督としてはすごくありがたく、本当に申し分がなかったです。
Q.一方、パク・ボゴムさんは韓国での公開時、入隊中でしたが、何か連絡はありましたか?
ちょうど公開した時期、ボゴムさんが休暇で出てきていたので、連絡が取り合えて、「映画を見ました」という電話をもらい、話したりしました。それから、電話のやりとりは1、2回しましたね。ボゴムさんは軍隊の生活にも慣れてきているようですし、僕も余裕ができたら会おうと話しているんですが、除隊したら必ず会うつもりです。
Q.ソボク役はパク・ボゴムさんが第1候補だったそうですが、監督から見ると、パク・ボゴムさんはどんな俳優ですか?
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