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【個別インタビュー】映画『SEOBOK/ソボク』イ・ヨンジュ監督が語るコン・ユ&パク・ボゴムの魅力とは?「撮影現場でも本当の兄弟のように見えました」

Wow!Korea / 2021年7月9日 14時40分

動物的な俳優です。俳優であれば、皆さんそういう側面を持っていると思いますが、他の俳優さんよりも動物的だと思わせるところが特徴的だと思います。頭の中でいろいろと悩んで、準備もして臨むんですが、ある瞬間、論理や理性を超える本能的な感情を表に出す瞬間をたくさん見ました。それが今回のソボクというキャラクターとよく合っていましたね。ボゴムさんには撮影中、モニターを見ながら、驚かされることがよくありました。本当に瞬発力、直感が優れた俳優だと思います。

Q.劇中では、コン・ユさんとパク・ボゴムさんは兄弟のように心を通わせていく役どころでしたが、実際に撮影現場での様子はいかがでしたか?

現場ではコン・ユさんがボゴムさんの面倒を見てあげていて、ボゴムさんもコン・ユさんのことを慕っていましたね。2人ともまず相手を気遣う性格なので、何の問題もなく、本当の兄弟のように見えました。だから、なおさら、率先して現場を仕切ってくれていたコン・ユさんに対して、ありがたかったです。俳優というのは、やはり自分の演技に集中しなくてはいけないので、自分のことで精一杯になってしまったり、自分の感情を作るのに敏感になったりしていると、周りのことまでは気を遣えなくなってしまうんですが、コン・ユさんには強い責任感がありましたね。

Q.監督が特にこだわりを持って臨んだシーンやおすすめシーンなどがあれば教えてください。

よくこういう質問を受けるんですが、監督の立場としては全てのシーン、全てのカットが我が子のようなんですよ。このシーンは適当に撮って、このシーンは頑張って撮るということはないわけで、全てのシーン、全てのカットを全身全霊で撮っているので、どのシーンが好きかと聞かれると、“ママが好きか、パパが好きか”と聞かれているような感じになります。なので、僕が思うには、観客の皆さん、それぞれが楽しいと感じるシーンがその方にとって意味のあるシーンだと思います。僕からすると、編集でカットしたシーンでさえ、申し訳なくて…。そのシーンに出てくださった俳優に対しても、すごく申し訳ないというのが監督としての正直な気持ちです。

Q.ちなみに、今回はどういったシーンをカットされたんでしょうか?

アン部長役のチョ・ウジンさんのシーンをかなりカットしました。なので、ウジンさんに申し訳なく思っています。そういう部分で、監督たちは映画を撮り終えた後、罪人になったような気分になることがありますね(笑)。だからといって、全部を入れることはできないですから、編集をしないわけにもいかず。それがいつも申し訳なくて悩みのタネです。ギホンとソボクの2人が出るシーンはほぼカットせずに、そのまま使っていて、序盤でコン・ユさん演じるギホンの設定を見せるシーンは少し減らし、ウジンさんのシーンはかなり減らしました。それぐらいですかね。

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