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映画「非常宣言」、ハン・ジェリム監督「映画のようなことが起こった」

Wow!Korea / 2022年8月14日 16時18分

映画「非常宣言」、ハン・ジェリム監督「映画のようなことが起こった」(画像提供:wowkorea)

「この(映画「非常宣言」の)話が、現実でも同じように広がるのが驚きでした」

ハン・ジェリム監督が映画が現実になってしまった状況について話した。

去る3日に公開された映画「非常宣言」は閉鎖された空間にウイルスが広がりながら繰り広げられる惨劇を描く。10年前に企画された「非常宣言」は、2年以上続くパンデミック事態を予言したかのような災難映画として注目されている。

ハン監督は「10年前、初めて提案を受けた時にはやろうとも思わなかったが、10年間、韓国社会に起こった様々な災難を見て、この作品をやらなければと思った」と話した。彼は「こんなこと(パンデミック)が起きるとは思わなかったが、映画を作りながら現実でも同じことが広がるのを感じたりした」とした。

「非常宣言」を見た観客たちは、イム・シワンに注目した。イム・シワンは映画の中で、飛行機内にウイルスを広めるテロ犯ジンソクに扮し緊張感を作る。映画は悪人に当為性を与えない。「ウイルスよりもイム・シワンの方が怖い」という言葉が出るほど、イム・シワンが自由に演技できた背景だ。イム・シワンの印象的な活躍に、彼の早い退場を惜しむ声も少なくない。

ハン監督は「ジンソクは災難を象徴する人物」とし、「災難というのは津波のように前触れもなくやってきて消える。映画は災難が起きた後の状況と人生のほうに集中した」ととイム・シワンの短い登場について説明した。

映画にはまた、災害に対処する過程で、他人を排斥する人間の姿が描かれているが、災害そのものよりも背筋が寒くなる。ハン監督は「シナリオの中のプラカードデモのシーンについて、イ・ビョンホン先輩が大げさすぎないかと言ったが、撮影しながら実際にそんなことが起こった。人間だからこそ持てる恐怖のようだ」とし、「誰かを非難するよりは、少しの勇気と誠実さを持てば、災難に打ち勝つことができるというのを見せたかった」と付け加えた。

映画「非常宣言」は、ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル、キム・ソジン、パク・ヘジュンなど、1本の映画で同時に見るのが難しい華やかな出演陣を誇る。それぞれの人物が誰か1人が目立つことなく、それぞれの立場で最善を尽くす小市民を代弁する。ハン監督は「1人の英雄が現われて事件を解決すればもっと痛快になるだろうが、この映画は普通の人々の勇気を描きたかっただけに、できるだけ誇張しないで、ありのままに表現しようとした」と話した。

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