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【個別インタビュー】「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督、最新作「ハッピーニューイヤー」の豪華キャスティング秘話を公開!「ジェヨン役はカン・ハヌルでなければできなかった」

Wow!Korea / 2022年12月9日 11時11分

スンヒョはなかなか告白できないんですが、それは誰かが告白させなかったのではなく、彼の内面の問題になっています。外部に悪人がいたから、告白できなかったということではなく、スンヒョ自身が照れ屋でなかなか言い出せないという設定にしました。

Q.これだけの豪華キャストがそろったのは監督だからこそだと思いますが、撮影スケジュールの兼ね合いでキャスティングが変更になるなど、大変だったと聞きました。その中でも、この役のこの俳優はどうしても譲れなかったという俳優さんはいらっしゃいますか?

キャスティングというのは思い通りにいかないもので、例えば今回、イ・ジヌクさんは他の役を考えていたんですが、ドラマのスケジュールが入ってしまったので、役を変えたりしました。カン・ハヌルさんに関しては、やはりジェヨン役はカン・ハヌルさんでなければ、できなかったのではと思っています。適役でしたよね。今となっては、あの役は彼以外、想像できないです。

本当にキャスティングは難しいもので、頭の中で20代のチョン・ジヒョンさんをキャスティングしたいと思っても、20代のチョン・ジヒョンさんはもういないので、キャスティングできませんよね。それから、先代のCEO役だったシン・ソンイルさんをキャスティングしたいと思っても、もうこの世にいらっしゃらないのでキャスティングできないということもあり、この俳優と仕事をしたいと思っても叶わないことがよくあります。現実に存在している俳優でも、スケジュールが合わないと存在していないのと同じことになってしまうので、キャスティングに関しては運に任せるしかないと思っています。そうして実際にキャスティングが決まったら、あとは最善を尽くして、本人とキャラクターをうまくマッチさせる努力をする、というのが監督である私の役割だと思っています。

今回、全員のキャラクターをキャスティングするのに時間がかかったんです。だから、最初にキャスティングが決まっていたキャサリン役のイ・ヘヨンさんを待たせる形になってしまい、その間、彼女のスケジュールが変わってしまわないか、ずっとハラハラしていました(笑)。

Q.物語を引っ張るハン・ジミンさんの表情がとてもチャーミングでかわいいと感じましたが、演技において、監督の方からリクエストしたことなどはあったんでしょうか?

ハン・ジミンさんはこれまで暗い役や今回のソジン役とは違ったタイプの役が多かったんですが、私としては、これはかわいいな、これはどうだなというのは客観的に彼女の演技を見ながら考える必要があり、例えばスンヒョに出してしまったハガキを、彼に見られる前に取り返してほしいと弟に頼むシーンは、猫みたいな感じで、猫が飼い主にすがるような表情をしてほしいとお願いし、演じてもらいました。だから、今回ハン・ジミンさん本人も演じてみて、“自分にもこんなかわいいところがあったんだ”って気付いたんじゃないでしょうか(笑)。

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