＜W解説＞とどまることを知らない韓流旋風＝韓国コンテンツの輸出額が過去最高

その後、YouTube再生回数1億回を突破するビュージックビデオを何度も世に送り出した男性グループ「BTS」や、女性グループ「BLACKPINK」などが世界に旋風を巻き起こした。歌のみならず映画「パラサイト 半地下の家族」やドラマ「愛の不時着」、「イカゲーム」など、その後、世界で高い評価を受けることになる作品が次々と生まれた。「愛の不時着」はネット動画配信サービスのNetflixを通じて世界190か国に配信されて大ヒットし、「韓流ドラマ」の地位をより高めた。「イカゲーム」はNetflixでの配信開始から28日間で、累計視聴時間16時間5045万時間を記録。累計視聴時間としてNetflixでの最高記録を打ち立てた。

前述のように、2021年の韓国のコンテンツ産業の輸出額は過去最高を記録。コンテンツ産業の輸出額124億5000万ドルは家電（86億7000万ドル）や二次電池（86億7000万ドル）、電気自動車（69億9000万ドル）、ディスプレーパネル（36億ドル）などの主要輸出品目をも上回った。

ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は先月5日、「貿易の日」の記念式典での演説で、2026年に輸出5大強国となることを目指す考えを明らかにした。昨年の韓国の輸出額は史上最高の6800億ドルとなり、世界7位から6位に上昇する見通しとなっている。尹氏は「2026年に輸出5大強国に飛躍するため、あらゆる輸出支援能力を結集させる」とした上で、「原発や防衛産業、インフラ建設、Kコンテンツを主力産業として積極的に育成する」と述べた。