1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. アジア・韓流

<インタビュー>「悪の心を読む者たち」キム・ナムギル「連続殺人魔に対する感情が同化しないように努力した」

Wow!Korea / 2023年3月14日 14時36分

ソン・ハヨンとしてではなく、キム・ナムギルとして犯罪者たちと対峙する状況だったら、多分僕は怒りで、われを忘れて無慈悲な行動をするか、怖くて逃げていると思います。

当時、悪役を演じた俳優たちがたくさん悩んだと聞きました。その中でも、家庭がある俳優もいるし、子供がいる俳優もいたので、悪役を演じるのは簡単ではなかったと思いますが、俳優という名の下で、人物を表現するために犯罪者の心情とどのようにして行動を表現するかに対して悩んでくれて、今でも本当にありがたいと感じますし、いい俳優たちだということを確認しました。作品を通して韓国にいい俳優たちが多いということを再認識しました。

■本作に出演を決めた理由を教えてください。

「熱血司祭」でご一緒したパク・ボラム監督に、メイン監督で携わる作品ができたら出演するという約束をしました。その作品が実在する人物の話だということが興味深かったですし、実際にあった殺人事件を背景に制作されるというところが魅力的でした。しかし、実際に起きた事件をベースにしているので、実在の被害者の家族にとってさらなる被害や傷にならないかが心配でした。そういった意味で犯罪者に事情というものを作らせるなということを常に念頭に置いて作品に臨みました。

■ソン・ハヨンというキャラクターに魅力を感じたのは具体的にどんな部分ですか?

ソン・ハヨンがドラマの背景である1990年代に韓国で第1号のプロファイラーとして成長する過程が魅力的だと感じました。

■韓国初のプロファイラーで原作小説も手掛けたクォン・イルヨン教授との対談も興味深く拝見しました。役作りにおいてもお話をたくさん伺ったと思いますが、その中でも一番印象に残ったエピソードがあったら教えてください。

時代が変わり、変化すればするほど、犯罪も変わり、変化するということは事実ですが、連続犯罪である「連続殺人」「連続性的暴行」「連続放火」。これら3種の事件の犯罪者たちは時代が変わっても、その中で進化し学習するそうです。そして連続犯罪者たちの、大部分は犯罪の原因を自分自身ではなく、他人や世の中もしくは「他人のせい」にするということです。同じ状況でも健康的で社会的な関係を結んでいて、誠実に生きている人々がもっと多いということを僕たちは忘れてはならないですね。

■感情を抑えた乾いた演技や、共感性が高いが故に徐々に悪に飲み込まれていく姿が印象的でした。ソン・ハヨンを演じるにあたって何か心がけた点や努力した点はありますか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください