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汚染水の放出に商人たちは「売り上げが心配」、市民は「食卓の心配」=韓国報道

Wow!Korea / 2023年8月24日 7時6分

汚染水の放出に商人たちは「売り上げが心配」、市民は「食卓の心配」=韓国報道(画像提供:wowkorea)

日本政府が24日から福島第1原子力発電所から出た汚染水を海洋放出することを決定したことに対し、韓国内のあちこちから悲鳴が上がっている。特に政界と市民団体を中心に汚染水の放出にともなう海産物の安全性についての議論が起こり、海産物を取り扱う商人たちは海洋放出が始まる前から生計の心配をしている。消費者も健康に悪影響を及ぼす懸念から、海産物を購入すべきかどうか悩んでいる。

汚染水に対する恐怖はノリャンジン(鷺梁津)の水産物卸売市場の風景を一変させた。23日の午前11時、普段なら刺身を購入する客や昼休みの客で忙しい時間だが、商人たちはぼんやりとスマートフォンを見たり、客が行き交う通路をずっと眺めていた。たまに客が来ると、商人たちは先を争って客引きをしながらも「福島原発の汚染水」というフレーズが聞こえると黙ってうつむいていた。

ここで10年間ズワイガニを販売しているイ・ギョンムクさん(48)は、「昨日はいつもと比べて2割から3割ぐらいしか売れなかった」と語り、「今年の初めにお客さんが汚染水のせいでもうここに来られないと言いながらカニを20キロから30キロもまとめ買いするようになってから商売がうまくいっていないが、(日本の汚染水放出後)さらに売れなくなるのではないかと心配だ」と話した。イさんは「今日のせりでは魚の卸値が驚くほど下がった」と語り、「さらに被害が深刻になるだろう」と話した。34年間活魚を販売してきたキム・ヤンヒョンさん(60)も「汚染水問題が浮き彫りになり、昨年の今頃よりも売り上げが半分に減った」と話した。キムさんは「汚染水を海洋放出したら、一体誰が魚を買うというのか」と問い、「売れ残った魚は廃棄したりメウンタン通りに売らなければならない」と肩を落とした。

一部の商人は汚染水問題が政治問題化され、危険性が誇張されたと批判した。親の世代から鷺梁津で魚屋を経営してきたピョンさん(60)は「学者たちは日本が汚染水を海洋放出しても韓国に来るまで5年かかるから大丈夫だと言っているが、これが政治問題として利用されてまだ何も始まっていないのに大変なことになったように誇張している」と話した。またピョンさんは、近頃は業種を変える店が増えていると訴えた。ピョンさんは「米国産牛肉の輸入の時も皆心配していたが、現在では気にせずに食べているではないか」と語り、「これ以上(汚染水問題を)政治の道具にせず、商人のためにしっかりとした対策を用意してほしい」と政界に訴えた。

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