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【合同インタビュー】チェ・ジウ、映画『ニューノーマル』で新境地開拓「果たしてうまくできるのか、心配や不安もあった」

Wow!Korea / 2024年8月28日 14時18分

劇中、チェ・ジウが演じたヒョンジョンというキャラクターの背景はまったく出てこない。監督からもキャラクターに関する詳しい説明がなかったという。彼女は「監督が私に『M』というフリッツ・ラング監督の古典映画を勧めてくれました。この映画を観ればインスピレーションも得られるし、理解できるようになるとおっしゃってくださったので観てみたのですが、監督はこういう考えでこういうのを撮ろうとしているんだなということが少し理解できました。劇中にはヒョンジョンの過去がどうだったとかという過程は描かれていないので、ヒョンジョンは子供の頃はどうだっただろうか、こんな事件があったかもしれないし、なかったかもしれない…など、いろんな過程を経て、今に至っているんだということを監督とも話し合いながら、想像を加えながら作っていきました」と、役を作っていったそうだ。

映画は6人の主人公のオムニバス形式でありながら、繋がりのある作品になっている。撮影時には、それぞれの撮影現場を見せないようにしていたため、出演者同士の台本の読み合わせもなかったそうだ。

「この映画における一番大きなポイントになる言葉が孤立という言葉です。もちろん私はこの役柄はこの俳優さんがキャスティングされたということは知っていたのですが、このキャラクターとこのキャラクターがどんなふうに繋がるのか、そういった状況の説明はありませんでした。なので、編集されたものを見て、『あ、これはこんな風に繋がっていたんだ。次はこんな風になるんだ』ということを知りました。そういう状況の中で撮影していたので、俳優さんたちも自然とその流れに身を任せて上手く繋げていけたと思いますし、完成された作品を見た時もとても面白かったです」。

映画のイントロには実際に韓国で起きた事件を編集したものが公開され、韓国での公開時に「恐怖が日常になってしまった時代」というキャッチコピーが付いてしまうくらい、実際にも恐ろしい事件が起きるようになっている。

チェ・ジウにとって変わってしまった日常について聞いてみると、彼女は「私たちが考えもしなかった事がいろいろ起こっていますよね。例えば、新型コロナウイルス感染症の拡大は、約3年続いていますが、21世紀に生きる中で、おそらく想像もできなかったことですよね。想像すらできなかったことが本当に起きているので、最近はニュースを見るのも怖いですよね。日常が恐怖になっているようなニュースを見ると、その事件を経験しているような気持ちにもなりますよね。例えば、インターネット上で『きょう、ここに行って〇〇を殺す』というような殺害予告をしたり、あとは道を歩いていて面識のない人から刺されてしまったりとか、銃で撃たれたりとか、そういった事件も起きているので、以前には起きなかったような、ぞくっとするようなことが起きてしまっていて、誰にとっても起きて欲しくないことが起きている時代になってしまったことだと思います」と眉をひそめる。

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