「高速道路で渋滞中のトイレ事情」間に合わず漏らした経験は6割弱 IBD、IBSを患う人に聞いた
よろず~ニュース / 2024年5月3日 8時10分
画像はイメージです(Pormezz/stock.adobe.com)
渋滞に巻き込まれてトイレに行きたくなってもなかなか行けない。高速道路のSAやPAのトイレが混んでいて我慢するのが大変だったという経験をしたことがある人は少なくないだろう。そこで株式会社OMAPANと「お腹ピーピー総研」が、自身で排泄をコントロールできないIBD(潰瘍性大腸炎、クローン病)またはIBS(敏感性腸症候群)を患う169人を対象に「渋滞中のトイレ」について調査を実施した。
国内では「潰瘍性大腸炎」(指定難病)の患者数は22万人。同じような病気である「クローン病」(指定難病)は7万人、「過敏性腸症候群」は推定1200万人いるとされている。
まず「高速道路で渋滞などすぐにトイレに行けない状況下で便意がもよおすことはあるか?」と尋ねたところ、「よくある」と回答した人が47.3%、「時々ある」と回答した人は38.5%存在した。IBDやIBSの患者は、物理的にトイレに行けないという不安やストレスでより発症しやすくなるため、9割弱(85.8%)の人がつらい経験をしていることがわかった。
またトイレに行けない状況下で便意をもよおした人に「その時、どうしたか?」と追加で質問。「トイレまで我慢し、トイレで済ませた」(62.7%)が最多だったが、「トイレが混雑していたため、漏らしてしまった」(44.7%)、「トイレまで間に合わず、漏らしてしまった」(24.2%)など間に合わなかった人も6割弱(56.5%)いることがわかった。また、「我慢できず、路肩などで済ませた」と回答する人も1割超(11.2%)いた。
「漏らしてしまった」と回答した人に「その後どうなったか?」尋ねたところ、「病気のことを知らない人もいたので、険悪な雰囲気になってしまった」(58.2%)、「他人に気づかれ、非常に恥ずかしい思いをした」(39.6%)と、個人の尊厳や自信を大きく損なう回答が大きく目立った。また「それ以来、外出することが少なくなった」という方も1割超(12.1%)おり、日常生活に制限をかけてしまう人がいるという結果となった。
(よろず~調査班【ライフ】)
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