特集2018年1月19日更新
「+α」の機能がてんこ盛り!進化する空気清浄機
間もなくスギやヒノキの花粉症シーズンとなりますが、花粉だけでなくハウスダストやPM2.5、さらにニオイの対策でも頼りになるのが空気清浄機。最近では「空気清浄機能だけ」という製品は少なく、「空気清浄+α」「メイン機能+空気清浄機能」といった家電や、個性的な性能・機能を持つ空気清浄機が増えています。そんな製品をいくつか紹介します。
「空気清浄+α」の機能を持つ製品
シャープ「天井空清 FP-AT3」
業界初の「LEDシーリングライト一体型」
業界初となる、天井設置タイプのLEDシーリングライト一体型空気清浄機。12畳相当の広さに対応し、一般的な照明用配線器具があるリビングなどの天井に照明器具として設置できる。
本体上面には、部屋の空気の汚れ具合を光の色でお知らせする「きれいモニター」を搭載。センサーで空気の汚れ具合を判断し、天井面に反射した光の色で空気の状態を知らせる。
スタジオ・エヌ「Clair S」
「眠りに集中できる音付き」空気清浄機
クラウドファウンディングサイト「Makuake」でプロジェクトが成立し、昨年10月から出荷が始まっているようです。
「Clair S(クレアS)」は、目に見えない超微細粒子までも除去できる、本格的な空気清浄機に、ホワイトノイズという心身を安心させ、快眠にいざなう音と自然の音を35種類搭載しています。その他、録音機能+アラーム機能+Bluetoothスピーカー機能をこの一台にまとめた、快眠にいざなうためのオール・インワン空気清浄機です。
「+α」が「空気清浄」の製品
ダイソン「Dyson Pure Hot+Cool Link」
一台三役…空気清浄機能付ファンヒーター
このたび新たに「Dyson Pure Hot+Cool Link(ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク)空気清浄機能付ファンヒーター」(7万8624円)が発売されました。こちらは冷風・温風と扇風機に加え、空気清浄機としても使える優れもの。一台三役の万能タイプになったのです!
本体は筒状で、設置面積は約A4サイズとコンパクト。重量は3.91kgだから女性でも持てます。掃除をするために移動させたいときも、これなら簡単に持ち上げることができるところも好印象。
リンナイ「Wiz RC-T5801ACP」
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— ソフマップデジタルコレクション (@digi_colle) 2017年8月6日
ガスファンヒーター+空気清浄機
「プラズマクラスター」技術を搭載した空気清浄機能を備えるのが特徴。空気中の細かなホコリや汚れのほか、花粉やPM2.5にも対応する高性能の集じんフィルターを搭載し、部屋の空気を清潔に保つことが可能だ。
三菱電機「iNSTICK」
掃除機+空気清浄機
「部屋をきれいにする」という共通点を持った家電がひとつになりました。
手軽に使えるスティッククリーナーは、その用途の特徴性から「出しっぱなし」のことが多いですよね。
「iNSTICK(インスティック)」は掃除機として使われていない大半の時間(置物の時間)を空気清浄機として使えますので、無駄なく働いてくれる掃除機といえます。
+Style「evaSMART」
冷却・加湿・空気清浄をこなすポ-タブルクーラー
四角い外見ですから加湿器かな?と思いますが実はコレ、水の気化熱を利用したポ-タブルクーラー。しかも、冷却・加湿・空気清浄をこなすマルチプレーヤーなんです。
注目したいのが“ポータブル”という点。USBケーブルからの給電に対応し、パソコンやモバイルバッテリーに接続して使用可能です。1度の給水で約8時間使えますから就寝時に寝室に持っていくのもおすすめです。
バルミューダ「Rain」
空気を洗う美しい加湿器
画期的な「タンクレス構造」を実現し、水を上から注ぎ入れるだけで給水できるバルミューダの「Rain(レイン)」。製品ジャンルとしては「加湿器」ですが、キャッチコピーに「空気を洗う」とあるように、本家顔負けの空気清浄機能も持ち合わせています。
加湿方法は、最も自然な気化式を採用。本体に取り入れた空気に含まれる細菌を酵素プレフィルターで分解し、埃や雑菌を取り除き、清潔になった空気を加湿して送り出す仕組みだ。
加湿機能が搭載された空気清浄機は多いが、Rainは加湿器にもかかわらず空気清浄機並みの性能を持つ。ターボファン搭載で空気を加湿しながら循環させてくれる
アイリスオーヤマ「空気清浄機能付除湿機 DCE-120」
除湿機+空気清浄
商品名がズバリ「空気清浄機能付除湿機」という、除湿と空気清浄が可能な1台2役の空調家電です。
今回発売する空気清浄機能付除湿機は通常時は空気清浄機としてリビングなどに設置でき、室内干しなどの際に除湿機として使用することができるため、追加でスペースをとらず容易に設置できます。
0.3マイクロメートルのほこりやちりを99.97%捕集することができるHEPAフィルターを採用しているため、花粉やハウスダストをしっかりと集塵することができます。また、活性炭フィルターにより、たばこやペットの臭いを捕集することも可能です。
個性的な特徴を持つ空気清浄機
カドー「LEAF 120」
デザインも機能もシンプルを追求
余計なモノを一切そぎ落としたかのようなシンプルなボディが印象的。それもそのはず、機能は空気清浄だけに絞っており、単機能にこだわった空気清浄機なんです。
オススメは寝室に設置すること。筒状のデザインですから360°全方位からの吸入・送風ができ、ベッド周りにも置きやすくなっています。空気をキレイに保つことでアレルギー症状を気にすることなくぐっすり眠れます。
カドー「MP-C20U」
ペットボトルサイズでもパワフル
500mlのドリンクボトルとほぼ同じサイズなので、デスクに置いたり、車用としても使えます。
たったの400グラム(アダプター含まず)というコンパクトなアイテムですが、さすがカドーだけあり、その性能は本格的。搭載した小型高性能フィルターが排気ガスやPM2.5などの有害物質、細菌、カビ、花粉、ニオイなどを吸着し、それらを水と二酸化炭素に分解し、除去します。また、光触媒の技術でフィルターをセルフクリーニングし、吸着力を自己再生してくれる機能も。
CANTERA「Zunion(ズニオン)」
手のひらサイズで超高性能かつ多機能
現在、クラウドファンディングで話題になっている商品です。
サイズはご覧の通り、手のひらサイズ。オフィス、車、カフェなど、場所を選ばず、きれいな空気を持ち運ぶような感覚で使えるのです。
でも、特長はサイズだけではありません。
なんと10の機能をそろえた超高性能・多機能空気清浄機なんです。
フィルターは2段構え。超微細な花粉粒子を取り除き、その除去率はなんと97%!
サンコー「エアクリーンネックバンド」
首に掛けて使うパーソナル加湿&空気清浄機
首に掛けて使うネック型になっていて、空気清浄機として使用する場合は、フィルターを通したキレイな空気が口元近くから出てくる。また加湿器しての使用の場合、細かいミストが顔付近に広がる。
また、3000mAhのモバイルバッテリーとしても使えるので、スマホの充電にも便利。外出時でもしっかり空気清浄や加湿ができるので、これからの時期や花粉の時期などにおすすめだ。
ダイキン工業「加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70U」
プラズマ放電で有害物質やニオイ成分を分解 従来より分解力が約2倍に
飛び出す「アクティブプラズマイオン」と、吸い込んで分解する「ストリーマ」のダブル方式を採用。0.1~2.5マイクロメートルの粒子を99%除去可能だといい、微小粒子状物質「PM2.5」にも対応。
ストリーマの放電量を向上させ、フィルターに捕集した有害物質を従来の約2倍のスピードで分解し、脱臭力が約2倍に向上。
これから期待される空気清浄技術
フィルター交換は「10年に一度」でOKに?
画期的すぎて、展示されたのは素材だけ…!?「掃除の摩擦」でフィルターが復活する「空気清浄デバイス」を三菱電機が新開発https://t.co/XS2w8I9pnr
— ゲットナビ編集部(公式) (@getnavi_gakken) 2018年1月11日
「換気装置のフィルターのメンテナンスの手間を軽減し、交換の期間も飛躍的に延ばせる仕組みを開発した」と、 ... pic.twitter.com/TyITJCB0UB
約10年間メンテなしで使える新デバイスを開発
空気清浄機といえば、「フィルター交換や清掃が面倒」と感じている人は多いはず。そんな面倒と“おさらば”できそうな新デバイスが開発されました。まずは中国で試験を開始する予定で、2020年度の事業化を目指すそうです。
三菱電機は、大気中のPM2.5や花粉、ホコリなどを除去する摩擦帯電方式の空気清浄デバイスを開発したと発表。しかも、約10年間、メンテナンスフリーで継続使用が可能という。
新開発の空気清浄デバイスでは、プラスチック製の捕集板と、不織布ブラシの摩擦によって静電気を発生。プラスに帯電したPM2.5や花粉、ホコリなどが、マイナスに帯電した捕集板に付着する。世界保健機関が定めた環境基準「PM2.5濃度年間平均10μg/m3以下」を満たす、空気清浄による換気を実現できるという。
集められた物質はダストボックスに溜まり、メーカーの試算では10年程度はメンテナンス不要とのこと。また、自動清掃と再帯電の機構により、空気清浄フィルターの目詰まりを防ぎ、従来は2年に1回交換が必要だったが、10年程度の長寿命化が可能だという。
放射性物質などの有毒物質を99.995%除去する空気清浄機
有事における防災手段のひとつとして
最近の国際情勢などの影響で、放射性物質などから身を守る必要性が高まりつつある中、有害物質を含んだ外気を除去する空気清浄機が住宅・施設の「核シェルター化サービス」とともに販売開始されています。
核兵器や原発事故においては、災害発生場所から離れていても有害物質は風に乗って100km以上の圧倒的広範囲にわたり被害をもたらす可能性があります。そこで放射性物質・細菌・化学物質など有害物質被害への対応を可能とする「シェルター用空気清浄機※1」を販売します。特殊フィルターにより99.995%の有毒物質を遮断し、安全な空気を確保します。