特集2018年3月8日更新
台湾発のタピオカドリンク 人気再燃の秘密は?
タピオカが日本で最初にブームになったのは1992年のこと。そして今、台湾で人気のチェーン店が日本に進出するなど、タピオカ入りのドリンクがあらためて注目を集めています。まだ飲んだことのない方も、きっと飲みたくなるタピオカドリンクの魅力と話題のお店を紹介します。
タピオカドリンク 人気の理由
タピオカドリンクってどんな飲み物?
“タピオカ”ってどんなもの?
タピオカとはキャッサバという芋から製造したでんぷんのこと。これを加熱して球状に加工したものは「タピオカパール」と呼ばれ、ゆでたタピオカはもちもちとした触感があります。
そのタピオカを使ったドリンクとして有名なのがタピオカミルクティーです。甘いミルクティーに大粒の黒いタピオカと氷を入れ、タピオカよりも少し太いストローで飲みます。タピオカもそのまま吸い上げて食べられます。
バラエティー豊かなタピオカドリンク
タピオカを入れて楽しむドリンクはミルクティーだけではありません。ジュース、ジャスミンティー、緑茶、牛乳、スムージーなどバリエーションはとても豊か。さらにタピオカだけでなくチアシードやアロエなどを追加して、自分の好みの一杯を作ることができる点もタピオカドリンクの大きな特徴です。
タピオカドリンクはいつ生まれた?
タピオカを初めてドリンクに入れたのはタピオカミルクティーといわれています。タピオカミルクティーは1980年頃に台湾で生まれました。1990年代後半になると台湾のチェーン店が日本に進出し、コンビニでも発売されるなどして広く知られるようになりました。
日本ではタピオカミルクティーのほか、タピオカティー、タピオカドリンクとも呼ばれています。
日本でタピオカドリンク店が増えている理由
タピオカミルクティーの発祥の地は台湾。もともと人気の旅行先ですが、多数のLCCが就航したことで気軽に訪れることができるようになり、さらに注目が高まっています。また、日本の高校生の修学旅行先としても人気だといいます。
修学旅行先として人気急上昇しているのが台湾だ。台湾は東日本大震災時に200億円を超える義援金を送るなど親交が深い。2016年度には日本から4万人を超える高校生が台湾を訪れた。10年前と比較すると約12倍の増加である。国別の参加生徒数比では43.7%と半分に迫る勢いだ。
台湾を訪れて台湾の味覚に触れた人が増え、日本でもタピオカドリンクや台湾のお茶を楽しみたいと思う人も増えたことが、日本でのタピオカドリンクのお店が増えている背景にありそうです。
世界に出店する台湾企業の日本進出
タピオカドリンクを提供する台湾企業は世界中に店舗を展開していて、下記の4企業はすべて日本にも出店しています。
以下が、有名な4つの企業です。
チャタイム(ChaTime):世界に1000店舗以上を展開し、台湾株式市場に上場済み
クィクリー(Quickly):4カ国に2000店舗以上を展開
ゴンチャ (Gong Cha) :1000店舗以上あり、年に100店舗以上のペースで出店
ココ フレッシュ ティー&ジュース(Co Co Fresh Tea & Juice) : 北米とアジア、南アフリカに拡大中
2013年にタピオカミルクティー発祥の店である春水堂(チュンスイタン)が日本に進出するなど、世界に多数出店している台湾の企業が日本にも次々出店していることも再ブームの理由のひとつです。
日本で展開中のタピオカドリンクが飲めるお店
春水堂(チュンスイタン)
タピオカミルクティー発祥の店
春水堂は、もともとは中国茶専門カフェ。デザートとして食されていたタピオカをミルクティーに入れて最初に発売した、タピオカミルクティー発祥の店として知られています。
1983年に台湾で創業した春水堂(チュンスイタン)は、タピオカミルクティー発祥の店として人気を博し、台湾全土で48店舗を展開する台湾カフェです。2013年に東京・代官山へ海外初出店した際には3時間待ちの行列ができる店となり、ヘルシーで素材感たっぷりのお茶ドリンクやスイーツで“台湾スイーツブーム”を巻き起こしました。
試験を合格したティーマイスターが淹れてくれる
こちらでは出来立ての新鮮なタピオカしか使わないというこだわりがあるんですよ。お茶を作ってくれるスタッフは特別なテストを合格したティーマイスターのみです。
Gong cha(ゴンチャ)
こだわり抜かれた台湾ティーを提供
Gong cha(ゴンチャ)は、アジアやオセアニア、北米エリアで世界約1000店舗を展開するアジアンティーブランド。台湾の有名なお茶の産地・阿里山を始めとした、上質な茶葉を使用しているのが特徴だ。
茶葉ごとの最適な発酵・抽出プロセスを徹底し、抽出後4時間を経過したものは提供しないなど、こだわり抜かれた台湾ティーを味わえる。
台湾ティーにタピオカをトッピング
お茶のスペシャリストであるティー・コンシェルジュが、丁寧に抽出した台湾ティーをベースに、ミルクフォームやパール(タピオカ)など、好みに合わせたトッピングをして味わえる。
店のオススメは、ブラックティーをベースにしたミルクティー「ブラック ミルクティー」(378円~)とパール(75円)の組み合わせたドリンク。コクのある台湾ティーとモチモチのパールのコンビが相性抜群だ。
タピオカ以外にも多彩なトッピング
Gong cha
— ふっじ~ (@hoshikz_shirop) 2018年2月5日
ストロベリーブラックティーエード
+ナタデココ🍓🍓🍓🍓🍓🍓
なにこれ、美味しい😋 pic.twitter.com/SIXKsBE2Ef
トッピングは、パール(タピオカ)、ミルクフォーム、アロエ、ナタ デ ココ、バジル シード、グラス ジェリーの6種類で、1種類70円で追加が可能。(※グラス ジェリーは一部店舗での限定販売です。)
CoCo都可(ココトカ)
起きてから最初に食べたのがタピオカでMサイズでも大きくてお腹いっぱい。笑 ホットのタピオカは嬉しいよね!今日さむいし! pic.twitter.com/tZIwvwiZZw
— 藤田 ニコル(にこるん) (@0220nicole) 2017年3月15日
テイクアウト型のタピオカドリンク専門店
「CoCo都可(ココトカ)」は1997年に台湾で創業され、台湾、アジアを中心にニューヨーク、ロンドン、シドニー、香港、上海などグローバルに世界で2000店舗以上を展開するタピオカミルクティーやフレッシュドリンクを提供するテイクアウト型のドリンクスタンドチェーン店だ。
40種類から選べる台湾オーダー方式
「CoCo都可」のタピオカドリンクは、40種類以上から選べ、その日の気分に合わせて、自分好みの甘さや冷たさを調整できる、本場の台湾オーダー方式だ。また、台湾から届くタピオカを全世界共通のレシピで炊き上げ、台湾本国で提供しているドリンクと同じ味を楽しめる。
Pearl Lady(パールレディ)
日本発のタピオカ専門店
「パールレディ」は日本発のタピオカ専門店だ。2002年に台湾出身の江野俊銘さんによりオープン。東京を中心に全国に20店舗以上展開しており、メニューもドリンクから、タピオカ粉を使ったクレープまで、とにかく種類がハンパない。日本で最も規模が大きいタピオカ専門店と言っていいだろう。
「茶BAR」という新形態のお店も
”のむ”・”かむ”・”楽しむ”がコンセプトのお茶専門店「PEARL LADY CHA BAR」は、全9種のお茶を100通り以上の新しい飲み方で楽しむことができる。「茶BAR」で一番人気の「茶ラテ」はラテ専用に茶葉を濃く蒸らしているので、お茶の香りがしっかり残っている。
THE ALLEY(ジ・アレイ)
タピオカドリンクも飲めるティースタンド
ゆっくりできておしゃれなティースタンドとして人気のジ・アレイ。春水堂と同じく、タピオカドリンクの専門店ではなくお茶に重点を置いています。
自家製シロップで仕上げられた特製タピオカ
THE ALLEY LUJIAOXIANG(ジ アレイ ルージャオシャン)のドリンクは、オーダーをいただいてから、1杯ずつ、作り上げます。THE ALLEY 特製タピオカは、毎日お店で丁寧に仕込み、自家製シロップで仕上げるので、他では感じることができない味わいに。ミルクティーやストレートティーとの相性はもちろん、当店オリジナルのスペシャルシリーズの中でもインパクトのある存在です。
タピオカ、ナタデココ、3色ゼリーが楽しめる
・THE ALLEY 三食感ミルクティー Mサイズ ¥600-
3つの願いを1回で叶えるTHE ALLEY名物ミルクティー。こだわりの3つの食感(タピオカ・ナタデココ・3色ゼリー)が楽しめる、アッサム茶ベースの一品。
MeetFresh 鮮芋仙(ミートフレッシ・シェンユイシェン)
まだまだ暑い日が続くから、ひんやり&モチモチのフローズンタピオカドリンクを片手に街ぶらしましょ!https://t.co/POyajCTQf5
— レッツエンジョイ東京 (@enjoy_tokyo) 2017年8月27日
Meetfresh鮮芋仙 吉祥寺北口店 pic.twitter.com/0Tp64LLpnB
台湾スイーツ店のタピオカドリンク
台湾発祥のタピオカミルクティーを始め「MeetFresh 鮮芋仙」オリジナルのプリンミルクティー・仙草ゼリークリームティー・日本限定の抹茶タピオカミルク・杏仁タピオカミルク等ホットとアイスドリンクを含めて30種類以上のドリンクを楽しめる。
世界で500店舗以上を展開
アジア諸国を中心に世界で562店舗を展開し(台湾10店舗、中国518店舗、アメリカ5店舗、オーストラリア5店舗、ニュージーランド6店舗、ベトナム8店舗、カナダ2店舗、韓国5店舗、日本3店舗)、今やアジアを代表する台湾スイーツ店のMeetFresh 鮮芋仙が、東京都内の3店舗に次ぎ横浜中華街に新店をオープンいたします。
スイーツにもタピオカ
【もうすぐオープン】台湾スイーツで一息つく。『ミートフレッシュ 鮮芋仙 横浜中華街店』は豆花や芋園など、伝統的な製法で作られたスイーツを提供する。https://t.co/PYR5uLywU0
— Time Out Tokyo JP (@TimeOutTokyoJP) 2018年2月12日
●「仙草(センソウ)」シリーズ
台湾のハーブ(仙草)で作ったゼリーのデザート。仙草汁と黒糖シロップを混ぜてシャーベット状にしたかき氷の上にとてもなめらかでぷるぷるとした食感のゼリーとタロ芋・さつま芋・小豆・ハト麦・タピオカ等をトッピング、フレッシュミルクをかけてお召し上がりいただけます。
Tea Way(ティーウェイ)
平日はマンゴーを飲もう❤️
— Tea Way(ティーウェイ) (@tapiocateaway) 2018年2月23日
オリジナルマンゴーシロップを使った人気シリーズ、マンゴードリンク全6種✨
期間限定でおトクに飲めちゃいます🎵
※イオンモール倉敷店は4種類になります。#タピオカ #九十九島 #佐世保 pic.twitter.com/x5qjfNZJGq
西日本に展開するタピオカドリンク専門店
九州地方と中国・四国地方に14店舗(3月7日現在)を構えるティーウェイは、福岡の工場でコラーゲンを配合したタピオカを製造・販売しています。また、シェイカーを使って一杯一杯ドリンクを手作りしているとか。
101(ワンオーワン)
台湾から届いたタピオカがたっぷりなタピオカドリンク専門店
台湾のタピオカドリンクの専門店で、ミルクティーだけでなく、スムージーやカルピス、ソイラテ、台湾のウーロン茶などとタピオカの組み合わせを楽しむことができます。大阪と大分に6店舗を展開中です(3月7日現在)。
新ブランド「台湾甜商店」
タピオカドリンク専門店「101」の新ブランド「台湾甜商店」が誕生。もっちりとした団子の芋圓や、豆乳から作る豆花など、店内で一から仕上げる台湾スイーツがメインで、素朴&どこか懐かしい本場の甘さに思わずニンマリ。生タピオカを使ったドリンクと共にぜひ。
Chatime(チャタイム)
世界29カ国に約600店舗を展開するチェーン
Chatimeは、2005年に台湾で生まれた、世界中の人々に愛されているタピオカミルクティーの専門店。世界5大陸、29の国と地域に店舗展開しており、銀座店は、598店舗目になります(2017年11月29日時点)。
フルーツジュースにタピオカ&ココナッツゼリー
フルーツジュースにQQ(タピオカとココナッツゼリー)をトッピングしたグレープフルーツQQ、マンゴーQQとパッションフルーツQQの3商品を新しく取り揃えました。
3Dアートを展示した独特の雰囲気
ふたつめは、画廊が数多く存在する銀座の一面に着目し、有名な絵画をモチーフにした3Dアートを展示した画廊の雰囲気でお客様をお迎えします。
お客様それぞれの感性で、楽しんでいただける2面を持ち合わせた店内装飾です。