2019年に亡くなった芸能人・文化人・著名人

2019年5月28日更新

2019年に亡くなられた、国内外の主な芸能人・文化人・政治家など著名人の方々の訃報を紹介します。
※昨年の訃報は下記ページにまとめています
2018年に亡くなった芸能人・文化人・著名人

月別一覧
1月2月3月4月5月

1月

兼高かおる

命日 1月5日
享年 90
職業・肩書 旅行ジャーナリスト
死因 心不全
海外紀行番組の草分け「兼高かおる世界の旅」(TBS系)の案内役として約150カ国を巡った旅行ジャーナリストの兼高かおる(かねたか・かおる、本名兼高ローズ)さんが5日午後8時45分、心不全のため東京都港区の高齢者施設で死去した。90歳。神戸市出身。

市原悦子

命日 1月12日
享年 82
職業・肩書 女優
死因 心不全
テレビドラマ「家政婦は見た!」シリーズなどで知られ、舞台や映画でも活躍した女優の市原悦子(いちはら・えつこ、本名塩見悦子=しおみ・えつこ)さんが12日午後1時31分、心不全のため東京都内の病院で死去した。82歳。千葉市出身。

エミリアーノ・サラ

命日 1月21日
享年 28
職業・肩書 サッカー選手
死因 飛行機事故
イギリスのドーセット警察は、墜落した小型飛行機に収容された遺体が、アルゼンチン人FWエミリアーノ・サラのものであることが判明したことを発表した。
今冬の移籍市場でナントからカーディフへの移籍が決まっていたサラだが、新天地に向かった1月21日に搭乗中の飛行機が消息を絶った。一度打ち切られた捜索が再開されると、3日にはイギリス海峡の海底で小型飛行機の残骸が確認され、遺体は6日の遅くに救出された。ドーセット警察は7日、遺体がサラだと確認し、次のような声明を発表している。
「遺体は本日2019年2月7日木曜日、ポートランド・ポートに運ばれてきた。そしてそれがプロサッカー選手のエミリアーノ・サラ氏だと確認された」

岡留安則

命日 1月31日
享年 71
職業・肩書 雑誌『噂の真相』元編集長
死因 肺がん
反権力、反権威の姿勢を掲げ、政界から芸能ゴシップまで幅広い話題を扱った雑誌「噂の真相」の元編集長、岡留安則(おかどめ・やすのり)さんが1月31日午前、肺がんのため那覇市内の病院で死去した。71歳。鹿児島県曽於市出身。

寺田嘉代

命日 1月31日
享年 非公表
職業・肩書 歌手
死因 脳出血
寺田 嘉代さん(てらだ・かよ=歌手)1月31日午後7時17分、脳出血のため東京都内の病院で死去。宮崎市出身。
双子の姉の千代さんとユニット「ドリーミング」を結成。テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」のオープニング曲「アンパンマンのマーチ」や「勇気りんりん」、エンディングテーマなど同番組の歌を多数歌い、全国各地で公演した。声優としても「かんたんシスターズ」などの声を演じた。

2月

マッチ・ニッカネン

命日 2月4日
享年 55
職業・肩書 元スキー選手
死因 非公表
国際スキー連盟(FIS)の公式サイトは4日、ノルディックスキーのジャンプ男子でワールドカップ(W杯)通算46勝のマッチ・ニッカネン氏(フィンランド)が死去したと伝えた。55歳だった。死因は不明。引退後は飲酒の問題に悩まされていた。

堺屋太一

命日 2月8日
享年 83
職業・肩書 作家、経済評論家、元経済企画庁長官
死因 多臓器不全
「団塊の世代」の名付け親で、経済企画庁(現内閣府)長官を務めた作家・経済評論家の堺屋太一(さかいや・たいち、本名・池口小太郎=いけぐち・こたろう)さんが8日午後8時19分、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。83歳。大阪市出身。

佐藤純彌

命日 2月9日
享年 86
職業・肩書 映画監督
死因 多臓器不全
「野性の証明」「おろしや国酔夢譚」「男たちの大和 YAMATO」などで知られる映画監督の佐藤純彌(さとう・じゅんや)さんが2月9日午後11時、多臓器不全による衰弱のため東京都内の自宅で死去した。86歳。
63年「陸軍残虐物語」で監督デビューし、ブルーリボン賞新人賞に輝いた。68年にフリーとなり、高倉健さん主演の「新幹線大爆破」(75)、「君よ憤怒の河を渉れ」(76)などの話題作を生み出した。
その後、角川春樹氏プロデュースによる「人間の証明」(77)、「野性の証明」(78)を経て、「未完の対局」(82)、「敦煌」(88)、「おろしや国酔夢譚」(92)などの大作を次々に手掛けた。2005年「男たちの大和 YAMATO」でブルーリボン賞監督賞を受賞、08年に旭日小綬章を受章している。10年「桜田門外ノ変」が遺作となった。

北尾光司

命日 2月10日
享年 55
職業・肩書 第60代横綱 双羽黒、元プロレスラー
死因 慢性腎不全
大相撲の第60代横綱双羽黒の北尾光司(きたお・こうじ)さんが2月10日午前7時30分、慢性腎不全のため千葉県内の病院で死去していたことが29日、分かった。妻の淑恵さんが明らかにした。55歳。三重県出身。
85年九州場所後に大関となり、86年名古屋場所後に横綱に昇進した。師匠の立浪親方(元関脇羽黒山)と対立して失踪騒動を起こし、87年の大みそかに電撃引退。優勝回数ゼロのまま、24歳の若さで角界を去った。横綱在位8場所は昭和以降2番目の短さだった。

佐々木すみ江

命日 2月17日
享年 90
職業・肩書 女優
死因 肺炎
名脇役として知られた女優の佐々木すみ江(本名:青木すみ江)さんが2月17日に肺炎で死去していたことを、所属事務所が20日に公式サイトで発表した。90歳だった。
佐々木さんは17日午前11時、自宅で突然倒れ、都内の病院に緊急搬送されたが、午後12時59分に息を引き取ったという。

カール・ラガーフェルド

命日 2月19日
享年 85
職業・肩書 ファッションデザイナー
死因 非公表
フランスの高級ブランド「シャネル」のアーティスティックディレクターとして知られたドイツ出身のデザイナー、カール・ラガーフェルド氏が19日、パリ近郊の病院で死去した。85歳だった。
詳しい死因は明らかにされていない。数週間前から体調を崩していたとされ、18日に救急入院したという

笑福亭松之助

命日 2月22日
享年 93
職業・肩書 落語家
死因 老衰
上方落語界の最長老で、人気タレントの明石家さんまさんの師匠として知られる落語家の笑福亭松之助(しょうふくてい・まつのすけ、本名明石徳三=あかし・とくぞう)さんが22日午前3時すぎ、老衰のため兵庫県西宮市の病院で死去した。93歳。兵庫県出身。

ドナルド・キーン

命日 2月24日
享年 96
職業・肩書 日本文学研究者、米コロンビア大名誉教授
死因 心不全
三島由紀夫、安部公房さんらの作品を英訳した日本文学研究者で、東日本大震災後に日本国籍を取得した米コロンビア大名誉教授のドナルド・キーンさんが24日午前6時21分、心不全のため東京都台東区の病院で死去した。96歳。米ニューヨーク生まれ。

石塚BERA伯広

命日 2月26日
享年 53
職業・肩書 ギタリスト、「筋肉少女帯」元メンバー
死因 交通事故
ロックバンド「筋肉少女帯」の元メンバーでギタリストの石塚BERA伯広(いしづか・ベラ・のりひろ)さんが亡くなっていたことが28日までに分かった。53歳。
音楽関係者によると、26日に事故で亡くなったという。ボーカルの大槻ケンヂ(53)はブログで「ピンと来ない。こないだ会ったばっかだし。ベラと作った曲の数々を、歌い続けていくことが私には必要かとは思います」と追悼した。

3月

ルーク・ペリー

命日 3月4日
享年 52
職業・肩書 俳優
死因 脳卒中
1990年代に一世を風靡したドラマ「ビバリーヒルズ高校白書」「ビバリーヒルズ青春白書」のディラン・マッケイ役などで知られる俳優のルーク・ペリーさんが3月4日(現地時間)、米ロサンゼルスの病院で死去した。享年52歳。
米TMZによれば、ペリーさんは2月27日、自宅で脳卒中を起こして病院へ搬送されており、そのまま意識が回復することはなかったという。

ザ・デストロイヤー

命日 3月7日
享年 88
職業・肩書 元プロレスラー
死因 非公表
覆面レスラー「ザ・デストロイヤー」として日米で活躍したリチャード・ベイヤーさんが7日、米ニューヨーク州の自宅で死去した。88歳だった。ベイヤーさんの長男がソーシャルメディアを通じて公表した。
63年に初来日し、力道山との対戦で必殺技の「4の字固め」を披露し、空前のプロレスブームを起こした。その後、日本プロレスと全日本プロレスで活躍。日本ではバラエティー番組にも出演し、テレビタレントとしても人気を集めた。

山田直稔

命日 3月9日
享年 92
職業・肩書 実業家(「オリンピックおじさん」)
死因 心不全
多くの五輪を現地で観戦し「オリンピックおじさん」として知られた山田直稔(やまだ・なおとし)さんが9日、心不全のため死去した。92歳。
1964年の東京大会から、日本がボイコットした80年のモスクワ大会も含め14回連続で現地観戦。五輪での各競技会場では、金色の山高帽に羽織はかまの衣装で登場し、日の丸を振って、選手たちを応援した。

内田裕也

命日 3月17日
享年 79
職業・肩書 ロック歌手、俳優
死因 肺炎
ロック歌手で映画俳優としても活躍した内田裕也(うちだ・ゆうや、本名雄也=ゆうや)さんが17日午前5時33分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。79歳。兵庫県出身。
10代でロックンロールに夢中になり、音楽活動を始めた。日劇ウエスタンカーニバルなどを経て、1966年のビートルズ来日公演に前座の一人として出演した。ロックフェスティバルの開催に取り組むなど、日本のロックの普及に尽力した。

萩原健一

命日 3月26日
享年 68
職業・肩書 歌手、俳優
死因 消化管間質腫瘍
歌手で俳優のショーケンこと萩原健一(本名・萩原敬三)さんが26日にGIST(消化管間質腫瘍)のため都内の病院で死去していたことが28日、わかった。68歳。
萩原さんは1967年にザ・スパイダースの弟分バンドのザ・テンプターズのボーカルとしてデビュー。俳優としてもドラマ『傷だらけの天使』や『太陽にほえろ!』で存在感を発揮した。

4月

ケーシー高峰

命日 4月8日
享年 85
職業・肩書 タレント
死因 肺気腫
「医事漫談」で人気を集め、映画やテレビドラマの脇役としても活躍したタレントのケーシー高峰(けーしー・たかみね、本名門脇貞夫=かどわき・さだお)さんが8日午後3時30分ごろ、肺気腫のため福島県いわき市の病院で死去した。85歳。山形県出身。

モンキー・パンチ

命日 4月11日
享年 81
職業・肩書 漫画家
死因 肺炎
「ルパン三世」で知られる漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦=かとう・かずひこ)さんが11日午後7時26分、肺炎のため死去した。81歳。北海道出身。
モンキー・パンチさんは高校卒業後、ナンセンス漫画でデビュー。1967年から「週刊漫画アクション」で連載を始めた「ルパン三世」は、アメリカンコミック風のおしゃれなタッチが受け注目作に。71年以降何度もテレビアニメ化、映画化される人気を得た。

小池一夫

命日 4月17日
享年 82
職業・肩書 漫画原作者
死因 肺炎
漫画「子連れ狼」の原作者で小説家、脚本家などとしても活躍した小池一夫さん(本名・俵谷星舟)が肺炎のため17日に死去した。82歳。
小池さんは「子連れ狼」「御用牙」「高校生無頼控」や、初期の「ゴルゴ13」の漫画原作を手掛けたほか、「マジンガーZ」「電子戦隊デンジマン」「グレートマジンガー」など多くのアニメ主題歌の作詞、さらに小説家、脚本家、作家の顔を持つなどマルチに活躍した。

小出義雄

命日 4月24日
享年 80
職業・肩書 マラソン指導者
死因 肺炎
2000年シドニー五輪陸上女子マラソンで金メダルに輝いた高橋尚子さん(46)らを育て、名伯楽として知られる佐倉アスリート倶楽部(AC)の小出義雄氏が24日、午前8時5分、肺炎のため千葉県内の病院で死去した。80歳だった。
小出氏は明るく豪快な性格と素質を見抜いて褒めて伸ばす指導力で知られ、多くの名選手を育てた。教員を23年間務めた後、1988年に実業団のリクルートの監督に就任。マラソンで92年バルセロナ五輪銀、96年アトランタ五輪銅メダルを獲得した有森裕子さん(52)らを育成した。

5月

京マチ子

命日 5月12日
享年 95
職業・肩書 女優
死因 心不全
映画『羅生門』などに出演した女優の京マチ子(本名・矢野元子)さんが、5月12日の午後12時18分、心不全のため都内の病院で亡くなった。95歳。
京さんは1924年3月25日生まれの大阪市出身。大阪松竹歌劇団を経て1949年に大映に入社し女優デビューした。黒澤明監督の『羅生門』(1950)、溝口健二監督の『雨月物語』(1953)、衣笠貞之助監督の『地獄門』(1953)など、世界的な評価を受ける数々の名作に出演。1956年のハリウッド映画『八月十五夜の茶屋』ではマーロン・ブランドさんらと共演した。

ニキ・ラウダ

命日 5月20日
享年 70
職業・肩書 レーシングドライバー、元F1世界チャンピオン
死因 非公表
自動車のF1シリーズで3度の世界王者に輝いたオーストリア出身の名ドライバー、ニキ・ラウダ氏が20日、死去した。70歳だった。AP通信などによると、ラウダ氏の家族がオーストリアのメディアに対して「安らかに息を引き取った」と明らかにした。
ラウダ氏はフェラーリに所属した1975年に初の世界チャンピオンとなり、翌年のドイツ・グランプリ中の事故で大やけどを負ったが、6週間後にレースに復帰し「奇跡の復活」と称された。この年、ジェームズ・ハントと演じた激しいチャンピオン争いは「ラッシュ プライドと友情」として映画化された。

降旗康男

命日 5月20日
享年 84
職業・肩書 映画監督
死因 肺炎
「駅 STATION」「鉄道員(ぽっぽや)」など高倉健さんと組んで数々の秀作を生んだ映画監督の降旗康男(ふるはた・やすお)さんが20日午前9時44分、肺炎のため東京都内で死去した。東映が明らかにした。84歳。長野県出身。
1966年に監督デビュー。高倉さん主演の「新網走番外地」シリーズなどを監督した。78年の映画「冬の華」以降、「駅 STATION」「あ・うん」「鉄道員」「ホタル」「あなたへ」など、高倉さんと組んで滋味あふれる人間ドラマを紡ぎ出した。