他人事ではない…覚えておきたい災害時の豆知識
2018年9月21日更新
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各地で災害が起きている2018年。自分がもし災害に遭ってしまったらどうしたらいいか、自分の身を守るためにできることを知っておく必要があると痛感させられます。そこで今回は災害に遭遇してしまったときに役立つ情報をまとめました。
頼りになる! 警視庁災害対策課ベストツイート集
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Twitterの公式アカウントである「警視庁警備部災害対策課」(@MPD_bousai)による豆知識などの役立つツイートは、たびたびネットでも話題になっています。そのなかでも多くの「いいね」を集めたツイートをまとめたページが「災害対策課ベストツイート集」。こちらのページから災害に役立つ情報をピックアップしてご紹介していきます。
公衆電話の使い方、知っていますか
公衆電話は、災害時の有効な連絡手段の一つです。小1の息子にその話をすると『公衆電話?僕、使い方知らないよ。』私はハッとして、すぐに息子と使い方を練習しました。スマホの操作はできても公衆電話の使い方を知らないお子様も多いのでは?お子様と公衆電話の使い方を確認しておくと安心です。 pic.twitter.com/5fOJ8qgNgV
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年3月26日
公衆電話にはこんな裏ワザも
「財布にはテレフォンカードを入れておくと便利。東日本大震災後、東北では硬貨を使う公衆電話は数時間待ちでしたが、テレカ専用では待ち時間ゼロ。誰も並んでいませんでした」(警視庁警備部警備第一課警部補・大野雅章さん、以下同)
近親者などの連絡先を持ち歩くのも大事
皆さんは自宅や身内の携帯番号、覚えていますか?「実家なら分かるけど親のスマホの番号そういえば分からない」という人、いませんか?スマホが使えるから覚える必要ないし、と油断しているといざスマホが電池切れとなった場合に大変困る事になるかもしれません。お財布の中などに近親者などの連絡先を書いた紙を入れておくと安心です。
10円玉で袋を簡単に開ける方法
出先でお菓子の袋などを開けるのに、素手ではなかなか開けられず困った経験はありませんか?そんな時は10円硬貨2枚を使って簡単に開けることができます。写真のように硬貨で袋を挟み込み、スライドさせると簡単に開けることができます。避難所等でハサミが無い時などは知っておくと便利です。 pic.twitter.com/91thqUncV3
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年10月24日
11万を超えるリツイートと17万超える「いいね」
避難所でお菓子の袋を開けられなくて困ったときに役立つ豆知識。避難所生活ではお菓子の袋を開けられないで困ることよりももっと困ることが常にたくさんありそうな気もしますが、このようにゆるい感じのツイートが人気で、実際にこのツイートは11万を超えるリツイートと17万を超えるいいねを集めました。すごい!
災害時はスカート>ズボン
母親が「非常持出袋の中に長めのスカートを入れているの」と妻に話していたので、私が「ズボンの方が動き易くない?」と言うと、母親が「スカートは履くだけではなく、避難所で頭から被って使うと衣服を着替えることもできるの」と答えたので、私は女性ならではの視点に「なるほどな」と感心しました。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年5月22日
アナログ時計で方角を知る方法
キャンプ好きの知人から「太陽とアナログ時計を使って方角を知る方法」を教わりました。不慣れな土地での大地震や山で遭難した場合、自宅や目的地までに辿り着くためには方角を知ることが重要です。この方法は、季節や場所で多少誤差がでますが、非常時の知識として役立ちますのでご活用下さい。 pic.twitter.com/7DEMem2eaQ
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年1月10日
ツナ缶・サラダ油でランプ
![](http://livedoor.blogimg.jp/yukawanet/imgs/e/3/e367e21b-s.jpg)
【身近なモノ活用術】ツナ缶の油を利用したランプです。缶に穴を開け、芯を差し込みます。芯には綿のひも等が良いそうですが、コーヒーのフィルタをこよりにして作ってみました。2時間位もちます。もちろん中身も食べました(油が減ってヘルシーかも) pic.twitter.com/cqqeOFN7f0
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2013年11月28日
サラダ油のランプも紹介されています。
サラダ油ランプでは、耐熱ガラスのコップにサラダ油を入れ、キッチンペーパーで着火する芯を作り、アルミホイルで固定する。1時間使用しても油の量はほとんど減らず、火の勢いも衰えなかったとのことだ。
どちらも家庭にあるものでできる裏ワザだが、暗い場所での使用や、火の後始末には十分に注意してほしい。
停電時に活用できる簡易ランプを作成しました。耐熱ガラスのコップにサラダ油を入れ、キッチンペーパーで着火する紐を作り、アルミホイルで固定します。1時間使用しても油の量はほとんど減らず、火の勢いも衰えませんでした。火は何度でもつけられます。火から離れる際は必ず・絶対消して下さい。 pic.twitter.com/NC58ewpjYy
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年8月29日
ホテルの避難グッズの使用方法
あるホテルに、避難グッズとして透明ビニール袋が置かれているのを見つけました。火災発生時、頭からかぶることで有毒な煙を吸わず、目を開けたまま避難できるものです。窒息の危険性があるので使用方法に注意が必要ですが、緊急時における身近な物の活用術として覚えておきたい技だと思います。 pic.twitter.com/zF0Ud4LaiG
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年11月23日
期限が切れた保存水の利用法
期限の切れた保存水、慌てて処分するのはちょっと待って!飲料水としてはダメでも生活用水として十分使えます。今年何度も発生した土砂災害では片付けの後、泥の付いた手を洗う水の確保にも苦労したと聞きます。重くてかさばるのが難点ですが、ラベルをはがして備蓄すれば、期限切れの目印になります。
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年8月22日
ウォーターサーバーもいざというとき重宝
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「ウォーターサーバーは1本当たりの容量が多いため、いざというときに慌てる必要がありません。停電時でも使える機種がほとんどで、口をつけたりすることもあるペットボトルよりも衛生的という利点も」(「一般社団法人 防災ガール」代表理事・田中美咲さん)。定期的にボトルを補充してくれる契約にすれば、うっかり切らすこともなくなり、ぐっと楽に。
「風呂敷」は便利な防災グッズ
最近、一歳を過ぎて何でも自分でやりたがる我が子。荷物も自分で持ちたがります。そこで風呂敷で子ども用のリュックを作ってみました。背負い心地も良いようでニッコリ。畳めば小さくなり、荷物の持ち運びにも便利な風呂敷。災害時にも我が家のお助けグッズになると思い、非常用持出袋に入れています。 pic.twitter.com/yxa0gBDTTE
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年7月24日
写真だけだとわかりにくいかもしれませんので、同じたたみ方を紹介している動画も併せてご覧ください。
タオルを「抱っこ紐」に
インターネット上に「タオルで抱っこ紐」が紹介されていたので試してみました。作り方も簡単で、体重約10キロの娘も長時間、楽に抱っこができたので、小さなお子様がいる家庭は災害時に役立つと思います。なお、抱いている間は大切なお子様に怪我をさせないよう必ず手を添えて下さい。 pic.twitter.com/DkliEZGux5
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年12月6日
ラップがスマホを守ります
趣味の魚釣りでひと工夫。あらかじめ携帯電話にラップをひと巻きしていざ出港。海水でびしょびしょに濡れても、餌や魚で手が汚れても気にせず携帯電話のタッチパネルを操作することができます。もちろん通話も出来ます。降雨、降雪時にも携帯電話の防滴、防汚、防塵対策としてとても効果的です。 pic.twitter.com/EGd6Nvx0MO
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年11月9日
スプーンで缶切りに挑戦
いざという時のために色々と自分で試してみようと思い、インターネットに「缶切りがない時にスプーンで缶詰を開ける方法」というのが紹介されていたので試してみました。やり方は添付画像の通り。何事も実際にやってみないと分かりませんね。今後も色々なことに挑戦していこうと思います。 pic.twitter.com/ibYtqAHsSZ
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年10月10日
キッチンペーパーで簡易マスク
キッチンペーパーで簡易マスクを作成。キッチンペーパーを蛇腹に折り両端に輪ゴムをつけホチキス止め。ホチキスの位置で大きさを調整でき、とても簡単に作ることができました。娘に着けてもらったところ「苦しくない。いい感じ。」とのこと。密閉性には少し欠けますが、砂ほこり等は十分に防げます。 pic.twitter.com/sb46djvi45
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年8月6日
ペットボトルで簡単ランタン
皆さん、お持ちの非常持ち出し袋に懐中電灯は入っていますよね?一工夫してランタンに替える活用術。懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せるだけで、光が乱反射して周りを照らすことができますよ。懐中電灯が小さい場合は
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年3月1日
コップに入れてやってみてください。火を使わないので安全です。 pic.twitter.com/2g7jp5l6rR
スマホでも
今月、台風21号による停電に見舞われたユーザーの投稿も話題になりました。こちらはスマホのライトを利用する方法です。
停電でいざという時は
— あ や と (@ayato_dr111) 2018年9月4日
水を入れたペットボトルの下からライトで照らすと簡易的な明かりになるので是非使ってくださーい
多くの人に伝われ#台風21号 #停電 pic.twitter.com/s9Rg73Y9Pe
新聞紙で簡易ひざ掛け
新聞紙の保温効果はよく知られています。これから寒い季節を迎えますので、新聞紙とポリ袋で簡易ひざ掛けを作ってみました。くしゃくしゃに丸めた新聞紙をポリ袋に入れただけの簡単な物ですが、その中に足を入れると保温効果があり、とても暖かく、避難所での防寒対策としてとても有効です。 pic.twitter.com/R62bggY6Jh
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年10月4日
水でカップ麺を作る
災害時を想定して一度やってみようと思っていた『水でカップ麺作り』に挑戦!麺に味がついたカップ麺を用意し、水を注いで15分。麺は少しかためでしたが、スープもちゃんとしみ出して味もイイ感じ(驚)!試食した息子たちから「冷やしラーメンみたいでありだよ、あり!」と感想が出ました! pic.twitter.com/vOiEXtWspS
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年8月22日
災害現場での経験が元になっていた
警視庁警備部災害対策課・警部の村田尚徳氏は、この豆知識について次のように話しています。
「2013年10月、伊豆大島の風水害現場に派遣された機動隊員が、実際に水でカップ麺を作って食べた話を参考にしています」
水でカップ焼きそばを作る
昨年、水で作るカップ麺をご紹介しましたが、今回は水で作る「カップ焼きそば」に挑戦です!災害時を想定し、カップに注ぐ水の量は少なめ。麺が隠れる程度です。20分待ち、液体ソースをからめて完成!注いだ水が少ない分、いわゆる湯きりで流す水の量は少なくてすみました。麺の固さと味はバッチリ! pic.twitter.com/EnjU7e9TpI
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2018年6月28日
試したみたら味のほうは…?
警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターが2018年6月28日に投稿した「水で作るカップ焼きそば」が、7月2日までに6万件の「いいね」がつく反響を呼んでいる。
約30分置いたこともあって、麺に固さは感じない。味もお湯のときと同様、ソースがしっかり染みこんでいる。キャベツのシャキシャキ感、イカのコリコリとした歯ごたえもそのままだった。
お湯で作ったものとは、単純に「温かい」か「冷たい」かの差だ。
水漬けパスタ
「水漬けパスタ」に挑戦です!市販のパスタを水に漬け、クタッとさせて調理する技。災害時など、ガス・電気・水の節約につながるイイ技です!今回はパスタを4時間水に漬けた後、茹でずに、薄切りしたハムとタマネギ、ケチャップで1分炒めてナポリタンに。歯応えよく、想像以上の美味しさでした(喜) pic.twitter.com/ALyQhLqpX0
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) 2017年1月17日
サバイバルなら「自衛隊LIFEHACK」
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これまで紹介してきた警視庁災害対策課の情報が生活を守るための手段であるとするなら、命を守る手段を紹介しているのが「自衛隊LIFEHACK」です。中には「運動会で勝ち抜く方法」など興味深いコンテンツもあるのですが、今回はサバイバルに役立つ情報をご紹介します!
初期消火の基礎知識
自衛隊式 ! 寒さから自衛する方法① カッパ
Tシャツ→カッパ→上着の順番で着る
注目の自衛隊式の寒さ対策。1つ目はビニールカッパを使う方法です。これは100円ショップで売っているようなビニールカッパをTシャツなどの上から着こみ、その上から上着を着るというもの。サウナスーツ効果であたたかくなるとのことで、動画内では動くとすぐ暑くなってしまうという注意も書かれているほどです。
自衛隊式 ! 寒さから自衛する方法② 乾布摩擦
乾布摩擦は裸じゃなくても効果がある!
2つ目の対策は、寒さへの抵抗力を高めるとして古くから知られる乾布摩擦です。やったのは子どもの頃以来という人も多いと思いますが、海上自衛隊の幹部候補生毎日必ず乾布摩擦をやっているそう。裸ではなくTシャツの上からでも効果があるので、朝の着替えの際に取り入れるとやりやすそうですね。
究極 ! 寒さから自衛する方法③ 筋トレ
「究極」の寒さ自衛対策は「筋肉をつける」!
そして自衛隊が最後に教える“究極”の寒さ自衛方法、それはなんと筋トレ。動画では、「筋肉があれば、寒くない!」との力強い一言とともに、雪の中を上半身裸で腕立て伏せする自衛隊員が映し出されています。筋肉量が増えると基礎代謝がよくなり寒くても体の中から暖かくなるという、まさに究極の方法と言えるでしょう。やはり最後は筋肉か……。
けが人の運び方① 二人で運ぶ編
けが人の運び方② 一人で運ぶ編
家にあるものをランプにする方法
上でも紹介した「ツナ缶をランプにする方法」とはまた別の、バターをランプにする方法が紹介されています。ツナ缶ランプ同様、くれぐれも火の後始末には気を付けてご使用ください。
上空から見つけてもらう方法① 高いところに登る
動画では山を想定していますが、水害で家などが浸水してしまった場合にも有効かと思います。また日本山岳救助機構の記事では、ヘリコプターの救助を待つのなら、なるべく開けた場所を探して待機しよう、と伝えています。
上空から見つけてもらう方法② ミラーを使う
上空から見つけてもらう方法③ 救難信号を送る
スマホの充電を持たせる方法は?
iPhoneのバッテリーを長持ちさせる設定とは?
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iOS 9.0以降を搭載するiPhoneには、バッテリーが完全に充電されるまで(一部は80%以上充電されるまで)一部の機能を動作制限、または無効(オフ)になる「低電力モード」が用意されています。
このモードで動作制限または無効になる機能は以下の通りです。
・Night Shift(ブルーライト軽減)
・メールの受信
・音声を使ったSiriの起動(Hey Siri)
・アプリのバックグラウンドでの更新
・自動ダウンロード
・Wi-Fiの関連付け
・一部のビジュアルエフェクト
低電力モードは端末設定の「バッテリー」で「低電力モード」のスイッチをオンにするだけで使えます。
画面の明るさや無線は手動で
なお、iPhoneの低電力モードでは画面輝度や無線回り(モバイル通信、Wi-Fi、Bluetooth)の設定変更を自動では行いません。輝度設定については、iOS 11ではバッテリー設定にある「明るさを下げる」から「画面表示と明るさ(輝度設定)」にジャンプできます。その他の項目についても設定から必要に応じてオン・オフを切り替えるようにしましょう。
Androidスマホを長持ちさせる設定とは?
iPhone・Androidスマホのバッテリーを長持ちさせる設定、節電アイデアまとめ https://t.co/iz99lUWCqj
— ライフハッカー[日本版] (@lifehackerjapan) 2018年9月6日
一部のAndroidスマホは非常用節電機能を装備
一部のキャリア・メーカーのAndroidスマホには、利用できる機能を自動的に必要最小限に絞り込み、バッテリー持ちを改善する「非常用節電機能」が備わっています。機能の名称は「非常用節電モード」「緊急時長持ちモード」「緊急省電力モード」と、メーカーによって異なりますが、機能としてはおおむね同じで、主に以下の設定を自動的に行います。
・画面の輝度を最低にする(モノクロ表示に切り替える機種もあり)
・動作するアプリを制限する(主に情報を入手したり連絡したりできるものに限定)
・画面が消えている場合のデータ通信をカットする
節電機能がついていない場合は以下の設定を
非常用省電力機能は一部のキャリア・メーカーが独自に実装している機能で、全てのAndroidスマホで対応しているわけではありません。この機能がないスマホでは、以下のような設定をすればバッテリー持ちを改善できます。
・画面の輝度を極力下げる
・Wi-FiやBluetoothの電源は必要な時だけオンにする
・データ通信をしないときは「モバイルデータ」をオフにする(電話やSMSは待ち受け可)
災害時に役立つ豆知識リンク集
最後に、災害に備えて覚えておきたい情報が集まっているサイトをご紹介します。