特集2017年12月15日更新

2017年下半期に活動休止・引退発表した芸能人

2017年下半期に活動休止、または引退・解散した芸能人やグループを、「実際に活動休止・引退するのは来年でも、発表は今年下半期」というパターンも含めてまとめてみました。

目次

12月に入って「活動休止」発表のミュージシャン相次ぐ

「2017年下半期」という“くくり”でまとめようと思っていたところで、12月初めに相次いだミュージシャンの「活動休止」発表。まずはそれらを先に紹介します。

flumpool

12月6日、ボーカル山村の発声障害で活動休止を発表

ロックバンド・flumpoolは6日、ボーカルの山村隆太が「歌唱時機能性発声障害」と診断されたことを受け、当面の間、バンド活動を休止することを発表した。全国ツアーの残り4公演および、12月31日に大阪城ホールで開催予定だったカウントダウンライブは全て中止する。
flumpoolは2007年1月に、山村、阪井一生(ギター)、尼川元気(ベース)、小倉誠司(ドラム)によって結成。山村は今年、西内まりやと共演したドラマ「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ/関西テレビ)への出演でも話題を呼んだ。2010年に喉のポリープ摘出手術を受けている。

「涙が出て来る…」「ゆっくり休んで」戸惑いとエールが殺到

突然の発表は、Twitterのトレンドに入るなど話題を集めており、ファンからは「えっ…嘘でしょ」「悲しい。受け止められない」「涙が出て来る…」と戸惑いの声が上がる一方で、「ゆっくり休んでください」「体が第一。しっかり治していつか戻ってきてね」とエールが殺到している。

復帰時期は未定

山村は10年にのどのポリープを切除する手術を受け、約1ヵ月間の休養後、活動を再開させていたが、今回は復帰時期が未定。活動休止期間も山村の体調を見ながら判断するとのことで、ファンも心配が募るばかり。

VAMPS

12月1日、「2017年12月をもって活動を休止します」と報告

L’Arc~en~Cielのhyde(Vo)とOblivion DustのK.A.Z(G)により、2008年に結成2人組ロックユニット・VAMPSが1日、公式サイトを通じて今年12月をもって活動を休止することを発表した。

「冷却期間が必要だと感じたため」

理由については「活動にオーバーヒートが生じ、冷却期間が必要だと感じたためです」と説明し「平熱にもどり、再開の目処がたったら最恐に復活したいと思っていますので、その際は応援よろしくお願いします」とメッセージしている。

ちなみに「BLOODSUCKERS」とはVAMPSファンの愛称です。

クリス・ハート

12月5日、来年春からの活動休止を発表

ハートは、デビューから5年目を迎え「来年2018年の春からしばらく活動を休止することを発表させて頂きます」と報告。「デビュー以来、沢山の皆様に支えられ音楽活動をしてきましたが、しばらくの間ゆっくりと育児や、音楽の専門的な知識を高める時間に費やしていく次第でございます」と理由を説明した。
クリスはカラオケ番組で注目され、2013年に歌手デビュー。同年、松田聖子(55)とのデュエット曲「夢がさめて」で紅白に初出場。14年には中島みゆき(65)のカバー曲「糸」で2年連続出場した。

「日本人アーティストのサポートできれば」

活動休止を発表した翌日には日本テレビ系の情報番組「スッキリ」に生出演。活動休止を決断した背景について、音楽の勉強と育児に加えて次のように語っています。

また「帰化して、日本人になってから、海外で活動したい日本人アーティストのサポートできればと。まずはボーカルと作曲とか制作の勉強を。グラミー賞を獲る日本人アーティスト育てられるようチャレンジしたいと思いました」と話すと、番組MCの加藤浩次(48)から「すごい前向きな活動休止だね」と絶賛される一幕もあった。

なお、来年4月13日に東京・NHKホールにて活動休止前最後のワンマンコンサートを開催する予定だといいます。

Hilcrhyme(ヒルクライム)

12月1日、DJ・KATSUの逮捕を受けグループの無期限活動停止を発表

2人組ヒップホップユニットのHilcrhyme(ヒルクライム)のメンバーであるDJ・KATSU(本名:斎藤桂広/38)が1日、大麻所持容疑で逮捕された。これを受け、MC・TOCが4日、公式HPでコメントを掲載。グループの無期限活動停止も発表した。
HilcrhymeはDJ・KATSUとMC・TOCによる2人組ヒップホップユニット。2009年7月にメジャーデビュー。2009年、2ndシングル「春夏秋冬」が大ヒットし、ブレイクした。今期放送された東海テレビ系ドラマ「さくらの親子丼」の主題歌として、「涙の種、幸せの花」が使用されていた。

今回の件を受けて、12月5日、7日、31日に予定されていた公演が中止に。また、ユニバーサル ミュージックとのレコーディング契約解除、DJ KATSUとのマネージメント契約の解除、CDや映像作品の出荷停止や回収措置も発表されています。

TOCはソロ活動に専念

メンバーのTOCさんは、「私自身、この一報を聞いて とても驚き大変ショックを受けています」とコメント。現在の状況については、「弁護士を通じて伝え聞くしかなく、私自身はKATSUと会話が出来る状況ではありません」「時期が来たら二人で話して、今後どのようにするか決めたいと思います」と説明しており、しばらくはソロ活動に専念することを明かしています。

そのほかの活動休止(発表)した芸能人&グループ

春香クリスティーン

来年3月末をもってタレント活動を休業

春香さんが所属するホリプロは19日、春香さんが2018年3月末日をもって、タレント活動を休業することをマスコミ各社にファックスで伝えた。産経新聞(ネット版)などが伝えた。春香さんは今後海外の大学進学を目指し、勉学に専念するという結論に至ったため、休業することを決意したという。
春香は、スイス・チューリッヒで生まれ。日本人の父とドイツ系スイス人の母を持ち、2008年に来日。国会議員の追っかけの趣味を生かして、バラエティー番組だけでなく報道、選挙番組でも活躍してきた。

タレント休業には小島瑠璃子の存在も影響?

今回の決断について春香は「インプットが足りない」と語っていたが、一方で、同じ事務所のタレント・小島瑠璃子の影響もあるのではないかとの観測が流れている。
春香はタレント業が多忙になり上智大学を中退、政治を論ずるにもなにかと中途半端な立場になっていた。そうした中、小島が選挙特番で大活躍したことで、春香の立ち位置の不安定さに追い打ちをかけたというのである。

タッキー&翼

9月3日、個人活動に専念するためグループ活動休止を発表

活動休止の理由としてジャニーズ事務所は「この数年はタッキー&翼として良いパフォーマンスをご披露出来ず、どのように活動することが良いか話し合いを重ねて参りました。最終的に2人でこのまま継続するよりも、一度グループ活動を休止し、それぞれがスキルアップを目指した個人活動に専念することで成長してタッキー&翼に戻ってきたいという本人達からの希望を受け入れることと致しました」と説明。

背景にSMAP解散をめぐる意見の対立か

昨年9月、SMAP解散問題について「週刊文春」(文藝春秋)に直撃された滝沢は「事務所に感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう」と、事務所側に立ち、独立を企てた中居ら4人を強く批判した。
一方の今井は、同じ中学出身の中居を日頃から慕っており、中居のほうも今井をかわいがっている。そんな今井は、SMAP解散についても「メリーさんのせいだ」とグチり、事務所批判をしていたと報じられた。

意見の対立ではなく滝沢の「裏方志向」が理由との見方も

98年放送の『8時だJ』(テレビ朝日系)の頃は滝沢もまだジュニアでしたが、すでに100人以上いたジュニアを統括し『小さなジャニーさん』と呼ばれていました。当時から滝沢は表舞台に立つより裏方志向が強く、それを事務所社長のジャニー喜多川氏も認めていた。滝沢は東南アジアでも好評の『滝沢歌舞伎』以外の表舞台の仕事はやりたくないのが本音でしょう

レディー・ガガ

9月8日、12月半ばからの活動休止を発表

9月8日、世界を代表する歌姫レディー・ガガ(以下、ガガ様)が、現在進行中のワールドツアーが終了する12月半ばから、活動を休止すると発表。

線維筋痛症を患っていることも公表 激痛のため入院も

レディー・ガガが、激痛のため入院したことが明らかになった。
ガガは先日、12月中旬にツアーを終えた後は、活動を休止することを宣言したばかり。その理由が、全身に激しい痛みを起こす難病、線維筋痛症を患っているためであると明かしており、その症状が出ていると考えられる。
線維筋痛症とは、全身や体の一部に強い痛みを伴う病気。疲労感や倦怠感、こわばり、睡眠障害、うつなどを併発することもある。原因は特定されていないが、脳の痛みを感じる機能に障害が起こり、必要以上に痛みを強く感じてしまうというのが有力な説だ。治療は痛みを取り除く対症療法が中心となる。

復帰時期は未定

ガガは8日、トロント国際映画祭(カナダ)で上映された自身のドキュメンタリー映画の会見の席で『しばらく休養する。どのくらいの期間かはわからない』と表明、このときは具体的な病名に言及していなかった。

村田充

9月24日、ブログで活動休止を発表

《突然のご報告となりますが私は この「囚人」の千穐楽をもって活動を休止させて頂きます 休養と 次なる夢への準備期間 そう捉えて頂ければと思います》
9月24日、村田充がブログで活動休止を発表した。今年5月に神田沙也加と結婚した俳優である。

理由は「耳の病」

村田は3日のブログで「先々月私は耳の病に襲われました暑い日でした」と述懐。めまいや吐き気などが重なる中、9月に上演された「メサイア-悠久乃刻-」の舞台稽古の際には「演技中に様々な不具合」も生じていたという。それでも舞台に真剣に取り組み続けた村田だったが、「正直に云えばこの耳の状態で板に立ち演技をすることは難しいもう闘えない」と実感したそう。

「病気の原因はストレスでは」「体調が回復しても復帰はせず、妻・神田沙也加の支えとして裏方に回るのでは」といった話を伝える記事も複数きています。

堤下敦(インパルス)

10月28日、人身事故を起こしたことを受け謹慎処分へ

所属事務所のよしもとクリエイティブ・エージェンシーは2017年10月28日、堤下さんを当分の間、謹慎させると発表した。
堤下さんは27日、横浜市内で乗用車を運転中、ごみ収集車に追突。収集車に乗っていた2人が軽傷を負った。堤下さんは6月にも、睡眠薬を飲んで運転し、自損事故を起こしていた。

6月にも事故 事務所関係者の助言も聞かず?

堤下は6月の事故の後、周囲が『運転をしばらく控えろ』と言っても、まったく耳を貸さなかった。心配して助言した後輩にも逆ギレし『俺が運転するかどうか、オマエが決めるのかよ』とか言ってたと聞いた。

「芸能界復帰は絶望的」の声も

「もともとコンビ仲は悪い2人ですが、2度の事故で解散は決定的とも。また、お腹全体が真っ赤に腫れ上がるなど、酷いアレルギー症状に悩まされているという堤下ですが、以前、ツイキャスを配信した際、視聴者から『右顔に軽い脳梗塞の症状があるように見える』と指摘されたことも。体調面に問題がある可能性も」

斉藤由貴

「W不倫」を認めて仕事を次々と降板 事実上の休業状態に

不倫騒動で揺れる斉藤由貴さん側が、次期NHK大河ドラマ「西郷どん」への出演を辞退する申し出を行った。NHKが2017年9月21日、発表した。
同様に、契約中だったCM、携帯電話「au」と美容商品「エミネット」の2社にも事務所側からの辞退申し入れがあった。エミネットは、斉藤と11年間の付き合いがあった中での契約終了。そして、5月に就任した神奈川県の手話普及推進大使についても、10月予定のイベント参加がキャンセルされた。斉藤はこれで大半の仕事を失う形で、事実上の休業状態になる。

8月3日発売の「週刊文春」で不倫発覚 衝撃的なプライベート写真流出も

斉藤は8月3日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で主治医との手つなぎ写真が掲載されたものの、同日に会見して関係を否定。すると、9月5日発売の「FLASH」(光文社)がキス写真を掲載、さらに翌週には、なんと主治医が斉藤の自宅で彼女のものと思われるパンティーを頭にかぶりながらフルーツを頬張る衝撃写真が掲載された。

『西郷どん』の代役は南野陽子

女優の南野陽子が、来年放送のNHK大河ドラマ『西郷どん』に、斉藤由貴が降板した幾島役で出演することが発表された。
この発表を受けて、ネットでは『スケバン刑事』のヒロイン・麻宮サキの初代を斉藤、2代目を南野が演じたこともあり、「初代から二代目に変わったスケバン刑事つながり」と話題になっている。

引退や解散を発表した芸能人&グループ

安室奈美恵

9月20日、来年9月16日をもって引退すると発表

歌手の安室奈美恵(40)が、2018年9月16日をもって引退することを自身の公式webサイトで発表した。1992年9月16日にスーパーモンキーズとしてCDデビュー。今年は音楽活動25周年の節目だ。
「引退までのこの1年 アルバムやコンサート、最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたいと思ってます。そして、私らしく2018年9月16日を迎えたいと思います」と心境を告白。

海外の人気歌手や海外のファンも反応

台湾の人気女性歌手のジョリン・ツァイは、14年リリースの人気曲「I’m Not Yours Feat.安室奈美恵」でコラボし、MVでも共演。15年5月25日に開催された台北アリーナ公演では、安室奈美恵がスペシャルゲストとしてステージに登場している。この驚きのニュースを受けて、ジョリン・ツァイが早速コメントを発表。「本当に突然のことだった。彼女を祝福し、自身が望むことをするという彼女の選択を支持したい」と語っている。
台湾のネットユーザーからは「一つの時代の終わりだな」「安室奈美恵は私の青春。初めて見た時に“征服”されてしまった。私の心の中では女神はただ一人、彼女だけ」「安室奈美恵が全盛期の頃が、J−POPの全盛期だった」「私の女神が…(泣)。でも、10代でデビューしてから25年。結婚問題で一度は落ちたけど、そこからまた輝きを取り戻した。本当に努力の人だった。そろそろ休んでもいいころ」といったコメントが寄せられた。
一方、中国版ツイッター・微博でも、新浪娯楽など複数のアカウントが引退発表について惜別の声とともに伝えている。

関係者に語っている「引退後の夢」

「安室さんは引退後について親しい関係者に『引退したら何年かかけて世界中を周りたい』『ほとぼりが冷めたところで日本に戻って、音楽好きな連中が集うことができる小さなライブハウスやジャズクラブをつくりたい』と将来の夢を話しています」

チャットモンチー

11月24日、来年の7月をもっての「完結」を発表

女性2人組ロックバンド・チャットモンチーが来年7月をもって解散することが24日、公式サイトを通じて発表された。
サイトでは、メンバーの橋本絵莉子、福岡晃子連名で「この度私たちは、2018年の7月をもってチャットモンチーを完結させようと思います」と発表。“完結=解散”については、今年3月から7月にかけて行われた全国ツアー『チャットモンチーと機械仕掛けの秘密基地ツアー2017』中に決定したことだという。
チャットモンチーは橋本を中心として2000年に結成され、2005年に女性3ピースバンドとしてメジャーデビュー。2011年にドラムの高橋久美子が脱退し、橋本と福岡の2人組に。2014年からサポートメンバーを迎えた体制での活動を発表。またそれぞれが、デュオやユニットでの活動、CM歌唱や徳島での多目的スペースOLUYOの運営など、多彩な活動を行っている。

解散までの活動予定やラストアルバムの詳細については、2018年元日に発表するそうです。

Pottya(ポッチャ)

12月11日、公式サイトで突然の解散発表

ぽっちゃりアイドル「Pottya」が2017年12月11日、公式サイト等で解散を発表した。
「この度Pottyaは、2017年12月11日をもって解散致します。突然のご報告となり申し訳ございません。デビューから約3年、今まで応援してくださり本当にありがとうございました」
と、「スタッフ一同」名義で報告した。

平均体重75.1キロ「全員ぽっちゃり」のアイドルグループ

ポッチャは、2015年に結成された女性5人組。アイドルながら全員ぽっちゃりをテーマに2017年までの3年間活動した。
2015年に計2141人、総体重約176トンの応募を勝ち抜いた女性5人で結成し、デビュー曲「ポ・ポ・ポ・ポチャりん子」でCDデビュー。しかし同年7月には塚田恵未、昨年7月には横川麻衣が脱退。その後メンバーを加えたものの、11月に大木梨渚、犬童舞子の2人が卒業していた。

また、俳優の柏原収史がプロデュースを手掛けていたことでも知られています。


「活動休止」や「引退」の理由は前向きなものから不祥事までさまざまで、本来なら一緒に紹介すべきものではないのかもしれませんが、上半期に続いて今回もまとめて紹介しました(ただ一応、不祥事が理由の人は下のほうに寄せてはいます…)。
ちなみに上半期にまとめた際は、小出恵介や狩野英孝、田中聖、ガリガリガリクソン、清水富美加、江角マキコ…などなど、不祥事や逮捕といったマイナスイメージの騒動のオンパレードで、「わずか半年でこれか…2017年は大丈夫か!?」などと思ったものですが、下半期は不祥事が理由の活動休止などは少数に留まったかな…という印象です。