特集2017年6月29日更新

実は販売終了していた懐かしのお菓子

明治の定番お菓子「カール」が全国販売を終了し、関西地域以西のみでの販売となったことは大きな話題となりました。しかしその影で、昔からあったお菓子で、人知れず販売終了を迎えていたものも意外と多かったりします。「え、あれってもう、なくなってたの?」というお菓子の数々をまとめてみました。

実は販売終了していたお菓子

サイコロキャラメル

その名のとおり、サイコロの目をデザインした箱に、二粒づつキャラメルが入った明治の商品。発売以来古くから愛され続けてきましたが2016年3月に販売を終了しました。

1927年に販売されはじめて以来、明治とともに長い歴史を歩んできており、パッケージの「1の目」は同社の社章でもあった。販売が中止になったのは2016年3月のことで、販売不振で売り上げが減少していたことを理由に挙げている。販売終了当時は悲しまれていたが、現在では北海道限定商品として販売されているのでお土産として購入もできる。

ぬ~ぼ~

森永製菓のスナック菓子で、同社技術によりチョコに空気を含ませて軽い食感を出しています。1996年に販売が終了しました。お菓子そのものはもちろん、黄色くて愛らしいキャラクター「ぬ~ぼ~」も記憶に残っている方が多いのでは。

実は、あのキャラだけは2008年に復活していたのをご存じでしょうか。「ぬ~ぼ~なこころ」というウェブサイトが開設され、グッズが発売されたり、アニメが配信されたり、“ゆるキャラ”として今でも人々に安らぎを与えるべく活動しているようです。

ポポロン

明治のシュースナックで、こんがり焼き上げた一口サイズのシューになめらかなクリームが入っています。2015年2月に製造を終了しました。画像はかつて発売された季節商品。美味しそうですね。

今回発売される商品は、通常品より1.2倍大きなシューにクリームがつめこまれており、“一粒の満足感”が高められているそうだ。それぞれ「パンプキン」「マロン」のコクや甘さを楽しめるとのこと。

ハンコください!!

カネボウフーズ(現・クラシエフーズ)のチョコレート菓子。1990年代前半に販売終了しました。そのユニークなネーミングの通り、ハンコの形をしていることから、食べる以外の楽しみを見つける子供も多かったそう。

食べる前に思わず紙にペタペタやりたくなるあのハンコの形に子供心をくすぐられたのです。

その名の通り、チョコレートの部分に「山本」や「ヒロコ」などの名前が彫られていて、よく自分の名前を探しました。まあ、ハンコなのに鏡文字にはなってなかったんですけど。

チョトス

ブルボンの、ラスクにチョコレートをたっぷり染み込ませたお菓子。2011年9月に製造が終了しました。

ザクザクとした食感もよくて、食べ始めたらカップが空になるまでノンストップでした。

カルミン

明治製菓(現・明治)のミント味のタブレット(写真右下)で、大正時代の発売当初からほぼ変わらないレトロなパッケージが特徴。1世紀近く親しまれてきたロングセラーでしたが、2015年3月末に販売が終了しました。

タブレット型のすっきりミント味はまるでお薬のようでしたが(なので、“病院ごっこ”で重宝しました)、「カルミン」という名がそもそも「カルシウム」と「ミント」を由来とするらしく、実際に栄養があったという話も。

ノースキャロライナ

不二家のソフトキャンディで、発売当初はソフトキャンディ(ヌガーキャンディ)が目新しく、チョコ味のほか、イチゴ味やメロン味などもありましたが、1995年に販売を終了。味のバリエーションに限界があったことが終了の理由だったのだとか。

名前だけでピンと来ないかもしれない。ただ、切り株模様が特徴的で、歯にくっつきやすいチョコ味のキャンディと言ったら、なんとなく思い出す人も増えるだろう。

チューペット

前田産業のポリ容器飲料で、そのまま飲んだり、凍らせて食べたりします。商品名は「チューペット」ですが、「ポッキンアイス」や「チューチュー棒」などの愛称も。2009年5月に販売終了しました。

1975年に販売を開始してから、チューペットは夏の定番お菓子として広く親しまれてきた。冷凍庫で凍らせておくと、食べるときに半分にポキンと折ることができ、その切れ端から中身を食べていた人も少なくないだろう。

ポテトスナック

いずみ製菓のスナック菓子で、1袋に大きめポテトチップスが4枚入っています。子供の頃の遠足のおやつに買った方も多いのでは。2013年6月末に販売終了しましたが、その理由は個別の商品というより、事業そのものにあったようです。

1988年にステーキ味、メンタ味、カレー味の3種類を3枚入りとして販売しだしたが、1991年に4枚入りに変更された以来、2013年の販売終了まで4枚入りだった。ポテトスナックの販売終了の理由は採算が合わなくなったことなどで、販売元のいずみ製菓が菓子事業を廃止するに伴ってのことである。

販売終了時はツイッターが追悼会場に

公式サイトからの発表は無いがこの報道を受けツイッター上では「悲しい」「マジかよ」「今すぐ買ってくる」など追悼のコメントが寄せられている。

バブリシャス

モンデリーズ・ジャパンの風船ガムで、2016年3月末で販売終了しました。

2016年3月末日をもちまして、バブリシャスブランドの販売を終了させていただきました。
バブリシャスは1979年の発売以来、子供向けフーセンガムとして
ご愛顧賜りましたことに深く感謝申し上げますとともに
何卒御理解を賜りますようお願い申し上げます。

チビノワ

湖池屋のスナック菓子で、可愛らしいこぐまキャラ「チビノワグマ」でもおなじみ。既に販売終了していますが、2013年3月にはリバイバルされたことも。現在は再び販売終了しています。復活が望まれますね。

■「チビノワ」をリバイバルするにあたり単なる復刻版ではなく、新開発されたコーン生地と絵本風のパッケージを採用。よりおいしさと親しみやすさが加わっています。
■おやつらしい濃厚な味と香りの「おやつのチーズ味」と焼きとうもろこしのような味と香りが広がる「香ばししょうゆ味」の2種類の味があります。
■リング状のスナックを指にはめて楽しめる形状で親子で楽しみながら食べていただけます。

うまい棒(フレーバー)

1本10円の激安駄菓子、やおきんの「うまい棒」。日本人なら誰もが一度は買ったことがあるのでは?種類が多いと同時に、新陳代謝の激しい商品でもあります。発売しては終了し、発売しては終了し・・・。もはや販売終了というイベントそのものが商品戦略となっています。

1979年の発売開始以来、うまい棒はなんと50種類以上が発売されてきたとされています。販売終了となってしまった味を調べてみると、「さきいか味」「オムライス味」「ギョTHE味」「カニシューマイ味」「梅おにぎり味」「アメリカンホットドッグ味」「カニチャンコ味」「レッドロブスター味」などなど……。

また「ココア味」「キャラメル味」「黒糖味」などの甘い味系のうまい棒もたくさんあれば、海の旨味と肉の旨味を融合させた「マリンビーフ味」などの斬新な味もありました。

人気ベスト3はおなじみ

■3位:メンタイ(218票)
ピリ辛の味付けが、おつまみにも。その人気ぶりは姉妹商品の「うまい輪」として発売されるほどだ。

■2位:チーズ(333票)
濃厚な味わいと少しねっとりした食感が、大人から子どもまで全世代で人気の商品。

■1位:コーンポタージュ(485票)
ほんのり甘いやさしい味が人気のコーンポタージュ。得票数も断トツ1位は誰もが納得だろう。

スキッピーのピーナツバター

お菓子ではありませんが、カナダのスキッピー(Skippy)のピーナツバターが2017年初頭に販売終了、カナダ民がパニック状態になっています。カナダ市場での価格競争に勝てなかったのが販売中止の理由。ツイッターではファンが騒然となり、大きな注目を浴びました。

ある者は「スキッピーは私の幼少期そのものだった。これから何を食べれば良いのか」と問いかけ、またある者は積み重ねたピーナツバターの「塔」の写真をシェアした。
ソーシャルメディアでの口コミを分析するブランドウォッチ(Brandwatch)が集めたデータによると、スキッピーのTwitterアカウントのメンションは1週間で6200回を超えた。ピークはニュースが広まった5月3日で、東部標準時間の午後5時までに2900回に達した。5月3日の午後2時〜3時の間には1300回以上メンションされた。

ヤマザキナビスコ社名変更に伴い影響を受けたお菓子たち

「リッツ」「オレオ」など、ヤマザキナビスコの4つの定番お菓子が姿を消します。その影響はサッカー界や食の安全にも及ぶだけに、動向が気になるところです。ヤマザキナビスコの社名変更の経緯と今後の見通しについて追ってみました。

ライセンス契約解除に伴い社名変更

1970年、世界屈指のビスケットメーカーであるアメリカのナビスコ社と山崎製パン、ニチメン(現双日)によって、菓子業界初の日米合同企業として設立されたヤマザキナビスコ。

8月31日にモンデリーズ・インターナショナル・インクとのライセンス契約を解除することにともない、ヤマザキナビスコからヤマザキビスケットに社名を変更。
契約解除にあわせ、同社ではリッツ、オレオ、プレミアム、チップスアホイの製造販売を終了する。

ヤマザキナビスコカップも名称変更

これまでスポンサーを務めてきたJリーグのリーグカップ戦の名称を「Jリーグヤマザキナビスコカップ」から「JリーグYBCルヴァンカップ」に変更、合わせてロゴも作り変えるなど影響は大きい。

日本産は終了、今後は中国産に

リッツ、オレオ、プレミアムはモンデリーズ・ジャパンが引き継いで販売することが決まっており、リッツの名が失われることはない。
モンデリーズ・ジャパンの商品は、これまでの日本での製造ではなくインドネシアや中国の工場での生産となる。これまでの同商品との微妙な変化が心配されているのだ。
■モンデリーズ・ジャパンからの回答
「オレオやリッツは主力製品ですし、人気も高いブランドですので存続します。味の変化があるかについては9月時点の話になるので、今明確にはお伝えできません。

リッツの正当な後継菓子

ヤマザキナビスコのリッツを進化させ、形状は円形から角ばったものに変更。同社は編集部の取材に対して、9月1日から出荷開始、5日ごろには店頭に並ぶと説明した。

オレオ戦国時代が来るかも?

2017年12月にはオレオを含んだ類似製品の製造販売制限が解除されるため、ヤマザキナビスコが「元・オレオ」に近い商品を出す、オレオ戦国時代が到来する可能性もある。

いかがでしたか?発売があれば販売終了もあるのがお菓子のさだめ。思い出のあるお菓子が食べられなくなるのは悲しいですが、これまでのねぎらいを込めて、快く送り出してあげましょう。私たちを魅了してくれる素敵なお菓子が、また生まれてくるといいですね。