“15年間フルーツしか食べない人物”に起きた驚きの変化。「ラーメンもお菓子も食べたいとは思わない」
日刊SPA! / 2024年4月30日 8時52分
中野瑞樹氏
焼肉に寿司、ラーメンにパスタなど、飽食の時代と言われて久しい現代日本では、あらゆるものが好きな時に食べられる。
しかし、選択肢が無限にあるにもかかわらず、15年間フルーツのみを食べて生活している人物がいる。フルーツ研究家の中野瑞樹氏だ。一体なぜそんな生活を始めたのか、体にどんな変化があったのか、本人を直撃した。
◆水も飲まない驚きの食生活。野菜やナッツはたまに食べる
――2009年から約15年にわたって、ほぼフルーツしか食べていないそうですが、具体的にはどんな食生活なのですか?
中野瑞樹氏(以下、中野):肉や魚はもちろん食べていません。豆や芋、米やパンなどの穀物も野菜も食べていません。水やお茶も全く飲んでおらず、水分の補給もフルーツからのみですね。
――フルーツ以外は全く食べていないということですか?
中野:最初は本当にフルーツだけでした。でも、初めて1か月程で、体がものすごく塩分を欲するようになって塩を舐めはじめました。また、果実野菜(キュウリ・トマトなど)も食べています。さらに、たんぱく質の不足を補うため、ナッツ類を食べることもありますね。厳密にいうと、食事の99%以上をフルーツ中心に果実だけで賄っているということです。
――1日にだいたいどのくらいのフルーツを食べるんですか?
中野:季節や日にもよりますが、平均すると1.5~2kgくらい食べています。
◆フルーツは「好きでも嫌いでもなかった」
――もともと、フルーツ好きだったんですか?
中野:好きでも嫌いでもなかったです。フルーツに興味をもった2003年以前は、スーパーに買い物に行ってもフルーツを買った記憶がありません。実家からたまに送られてきたり、外食した際にデザートに出てくるようなタイミングでしか食べていませんでしたね。
――そこからなぜフルーツに興味を持つようになったんですか?
中野:学生時代、沙漠緑化の研究をしていました。当時、ある途上国での植林の事業などを間近で見た時、地元の人が国からやらされているという状況でした。そうなると、やりがいもやる気も出ないので、長続きしません。そこで、緑化を進めるには「地元住民も経済的に潤うやり方でないだろう」と思ったんです。
――儲かるかどうかですね。
中野:そうです。そんな時、ある本を読んで「フルーツは総合栄養食」だと知りました。そこで、ひらめいたんです。フルーツが体にいいことをを広く知ってもらえれば、農家の方が自発的に果樹園を増やしてくれて、ひいては地球温暖化対策にもなるんじゃないかと。
この記事に関連するニュース
-
遠野なぎこ、摂食障害治療への誹謗中傷止まらず「もう追い詰めないで…悲しい」切実に訴える
日刊スポーツ / 2024年5月13日 19時0分
-
時代とともに変わる“食と健康”の常識 「ひじきの鉄分は減少」「乳製品で骨が丈夫になるというデータはない」
NEWSポストセブン / 2024年5月5日 7時15分
-
自転車に乗り続けると骨がスカスカに!? 嘘か真実か、サイクリングと骨粗しょう症の関係
バイクのニュース / 2024年4月23日 11時10分
-
健康的に減量したいなら…〈プロテイン〉より〈サラダチキン〉を食べたほうがいいワケ【肝臓外科医が助言】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年4月20日 11時0分
-
60代女性が気をつけるべき「低血糖」の恐怖。意識混濁、失禁、やがては命の危険も…シニア世代が陥りやすい「フードファディズム」とは?
集英社オンライン / 2024年4月20日 9時0分
ランキング
-
1白いセダンで「あおり運転」してきたチンピラ風が、顔色“真っ青”になって警察に捕まるまで
日刊SPA! / 2024年5月17日 8時54分
-
2今の時期はご用心「カラス襲撃」から身を守る方法 人を襲う理由や習性について鳥類学者が解説
東洋経済オンライン / 2024年5月17日 12時20分
-
3“激安焼肉食べ放題店”の元店員が暴露。「客に“得させないようにする”3つのワナ」
日刊SPA! / 2024年5月8日 15時54分
-
4従業員からの「カスハラ相談」27・9% 職場のハラスメント実態調査 厚労省
産経ニュース / 2024年5月17日 18時22分
-
5「お茶づけ」に注ぐのはお茶?お湯?京都の“お茶漬けでも”は「早く帰れ」ではない?【お茶漬けの日】
オールアバウト / 2024年5月17日 7時40分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください