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豪中銀、政策金利を4カ月連続据え置き ブロック総裁下で初会合

ロイター / 2023年10月3日 13時51分

 オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.10%に据え置いた。据え置きは4カ月連続。シドニーの中銀建物前で2017年2月撮影(2023年 ロイター/Steven Saphore)

[シドニー 3日 ロイター] - オーストラリア準備銀行(中央銀行)は3日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.10%に据え置いた。据え置きは4カ月連続。

ただ、金融政策の幾分のさらなる引き締めが必要になる可能性があるとの認識を改めて表明した。

最近のデータは、インフレ率が予想期間中に目標の2─3%に戻ることに整合的だとも指摘。生産と雇用は依然として拡大しているという。

市場では金利据え置き予想が大勢だった。ただ、第3・四半期のインフレ動向次第では追加利上げの可能性も残されている。

ブロック新総裁は前回の声明をほぼ踏襲し、「理事会は今月も金利を据え置くことを決定した。これによりこれまでの利上げの影響と経済見通しを見極めるための時間をさらに確保できる」と指摘した。

「インフレ率が合理的な期間内に確実に目標値に戻るようにするために、金融政策の幾分のさらなる引き締めが必要になる可能性がある。だがそれは今後もデータとリスク評価次第だ」と説明した。

ここ1カ月ガソリン価格の影響でインフレ率は予想通り上向き、歴史的高水準だった求人倍率は大幅に低下、個人消費も低調に推移し、これまでの利上げ効果が出ていることを示している。

世界的な債券利回りの上昇も金融環境を引き締め、中銀に対する追加利上げ圧力を弱めている。

中銀は昨年5月以降、計400ベーシスポイント(bp)の利上げを実施。最新見通しではインフレ率が2025年後半に目標レンジ内(2─3%)に戻り、政策金利水準は4.1%と予想されている。

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